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タイミーが一歩踏みだすきっかけに。ワーカー出身メンバーが語る「人生の可能性を広げる」サービスとは?

「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」をミッションに掲げるタイミー。時間や場所に制約されない、自由な働き方を提供しています。

本記事では、タイミーを利用する事業者様のアカウント発行を担う「Client Activation(以下、CA)チーム」の阿部 恵里奈さんにインタビュー。自身も「タイミーのワーカーとして働いたことで人生の可能性が広がった」と話す阿部さんのストーリーを通じて、タイミーの魅力をお伝えします。

※本記事は2024年10月公開時点のものです。


プロフィール

阿部 恵里奈(Erina Abe)
飲食店の募集に応募したことをきっかけにタイミーに出会い、スポットワークを体験。その後、タイミー本社での事務職求人に応募し、アルバイトとしてCAチームの立ち上げ期に参画。アカウント発行のフロー構築やマニュアル策定に携わる。約2年間、アルバイトとして実績を積んだ後、2023年6月に正社員登用。さらに2024年9月からはCAチームのチームリーダーとして奮闘中。

挫折から立ち直るきっかけをくれたのがタイミーだった

ーー阿部さんは、もともとワーカーとしてタイミーを利用していたんですよね。どのような経緯でタイミーを使って仕事をすることになったのでしょうか?

そうなんです。もともと私は2020年に大学を卒業して、不動産会社の営業職として就職が決まっていました。ところが直前でうつ病を発症してしまい「就業不可」の診断をされてしまったんです。通院もしましたが、結局、社会人として仕事を経験することなく退職。それから約8か月間は療養生活の日々でした。当時は心身の不調で思うように体が動かない。常に経済的な不安も付き纏い「早く社会復帰しないと」という焦る気持ちで、さらに不安になるという悪循環に陥っていました。

そんな中でも治療の甲斐あって、徐々に体調も回復。大学時代にお世話になっていたアルバイト先に顔を出したり、派遣会社に出向いてみたり。自分なりに行動してみたのですが、勤務地が遠方だったり、時間が遅かったりと自分の体調面を考えるとうまくいくイメージが湧きませんでした。

「どうしたら社会復帰の一歩が踏み出せるだろう」と考えていたときに思い出したのが、大学時代に利用していたタイミーだったんです。「時間や場所、仕事内容を自由に選べるなら働けるかもしれない」と藁にも縋る思いでタイミーのアプリを開きました。

ーータイミーが一歩を踏み出すきっかけになったんですね。実際に仕事をしてみて何か変わりましたか?

長い療養生活の中で失いかけていた自信を取り戻すことができたのはタイミーのおかげです。当時、私が応募したのは自宅近くにある飲食店の求人。勤務当日はテーブルセットなど黙々とした作業をメインに行っていました。その際に、お店のスタッフさんから「仕事が早いね。飲食店の経験があるの?」と声をかけていただいて、終業時には「明日も来てほしい」と言ってもらえたんです。

それがすごく嬉しくて、そのスタッフさんの姿が見えなくなった後も涙を堪えていたことは今でも忘れられません。他の人から見たら本当に小さな一歩だったと思うのですが、私にとっては「まだ自分にも役に立てることがある」と自分自身の存在意義を感じられるような出来事でした。その日をきっかけに、毎日のようにタイミーのアプリを見るようになったんです。

「恵里奈ならできる」と応援してくれる仲間の存在が救いに

ーータイミーのワーカーとして仕事をしていたわけですが、どのようにタイミーの社員として活躍するに至ったのでしょうか?

飲食店での勤務から1週間ほど経った頃、タイミーのアプリに「タイミー本社での事務作業」の求人票が掲載されているのを見つけて応募したんです。その後、無事にマッチングして本社でのお仕事も楽しくさせてもらいました。ますます「タイミーっていいな」と思いながら、その日は無事に退勤。後日、タイミーから「本社でアルバイトをしませんか」とお電話をいただきました。

すごく嬉しいお誘いでしたが、まだ体調万全と言えるだけの自信はない状態。正直に「病気療養中で少しずつ働き始めたところ」という事情をお伝えしたんです。最悪白紙になることも覚悟していたのですが、体調面も考慮した勤務条件など認識を揃えた上で迎え入れてくれました。

それからの約2年半は自分のできる仕事を増やせるように仕事に向き合う日々。少しずつ成功体験を積み上げて自信を取り戻していきました。
そんな中で芽生えたのが「正社員になりたい」という想い。不動産会社の正社員として歩むことができなかったという挫折体験を乗り越えて、胸を張って「社会復帰できた!」と言いたいなと思っていたんです。その私の想いに寄り添って「恵里奈ならできる」と背中を押してくれたのが、タイミーで一緒に働いている方々でした。

とはいえ、一度は療養していた身。会社として判断が難しいところも多かったのではないかと思います。それでも直属の上長が経営陣に働きかけてくれたり、人事の方が面談を重ねてくれたり。約1年の準備期間を経て、2023年6月に正社員登用していただきました。私の正社員化に向けて尽力してくださったみなさんには感謝してもしきれません。

大好きなタイミーの成長に寄与できることが何より嬉しい

ーーあらためて、現在のお仕事内容を教えてください。

アルバイトとしてジョインした当初から現在に至るまで一貫して、タイミーを利用して働き手を募集する事業者様のアカウント作成にまつわる業務を担当しています。
私が所属するCAチームのミッションは「アカウント作成を通じて、顧客のアクティベーションを継続的に支える」こと。そのミッションを実現するためには、円滑なアカウント発行の仕組みが構築されている、かつ、構築された仕組みが継続的に運用されている必要があります。

アカウント作成の安全性を担保するためのフロー構築や、より早くアカウントを提供するための運用改善など、現状の運用から課題を見つけ出し、解決策の構築から適用を行うことで「サービスの成長に合わせたスケーラビリティ」を保持できるように努めることが私の主な役割です。

ーー阿部さんはCAチームの立ち上げ期から業務に携わっているんですよね。今まででとくに印象深いプロジェクトなどはありますか?

たくさんあるのですが、昨年行った「アカウント作成依頼時に利用するツールの移行プロジェクト」が印象深いです。私のチームでは、営業部門からの依頼を受けて事業者様のアカウントを作成しています。運用開始当初から約3年間利用してきたHubspotからSalesforceに移行することになり、アカウントの作成フローも一新。それまでは「決まったことを決まった通りにやる」「既存範囲内で運用を改善していく」ことがメイン業務でしたが、このときに初めてイチからフローを構築する経験をしました。

チームの内外から変化に対する不安の声をもらう中で「これからやることは“変化”ではなく、“進化”」と提示しながら、すべての人が適用できるように段階的に運用を展開。結果的に「誤発行が起こらず、かつ簡易的な依頼の設計」が構築されて、アカウント作成依頼の工数を半減させることができました。現在の「タイミーの急成長に耐えられる」CAチームの基盤をつくったという意味でも大きなプロジェクトだったと思います。
CAチームでは機能追加や仕様変更の影響をダイレクトに受けて運用変更がなされることも多いのですが、適応力や対応力が高いメンバーのおかげでスムーズな移行を実現できました。信頼してついてきてくれるメンバーにはいつも感謝しています。

ーーさまざまな想いを抱えて仕事をしてきたと思うのですが、タイミーで感じている「やりがい」を教えてください。

タイミーというサービスが大好きなので、タイミーで「はたらく」こと自体がやりがいになっています。自らの仕事を通じて「タイミーの成長に寄与できた」と感じる瞬間はとても嬉しいですね。営業部門のメンバーを介して、事業者様から「アカウント発行が早くて助かった」と喜びの声をいただくこともあるのですが、そのメッセージにブックマークをつけて日々の励みにしています。

ーー仕事を楽しんでいるのが伝わってきますね。タイミーで仕事をしている中で、大事にするようになったことはありますか?

仕事をする上では「イレギュラーをつくらない」ようにしています。イレギュラーは対応側で個別に覚えなくてはいけないことを増やしてしまいますし、それがヒューマンエラーの原因になることも……。もちろんインシデントに関することは緊急度高く対応しますが、それ以外の個別のお願いには極力対応せず「既存のルールに則ってもらう」ことを徹底し、揺るぎない「守り」の姿勢を大切にしています。

また、何かにつまずいたときに「負の感情にフォーカスせずに、過去の失敗体験を参照する」ことも大切にしていることの一つです。失敗してしまったこと自体を悔いても起こってしまった事実は変わりません。そこで思い悩んでしまうのではなく「前に失敗したときはどうやって乗り越えたんだっけ?」と振り返るようにしています。仕事でもプライベートでも失敗したときこそ「改善」のチャンスです。そう考えるようになってから自分の中で心理的安全性を保てるようになりました。

CAチームの取り組みを通じて、タイミーに恩返しをしていきたい

ーー第3四半期の「プロダクト本部 準MVP」を受賞し、この9月からはCAチームのリーダーに就任されました。これまでの活躍の賜物だと思いますが、今はどのような目標を掲げていますか?

私自身、タイミーに救われた身として「恩返し」をし続けるというのは大前提。その上で、個人情報を取り扱うチームとして、タイミーの組織やサービスを利用してくださる事業者様を守るための地盤づくりを引き続き強化していきます。

加えて、さらなる「顧客体験向上」の施策にも注力しようとしているところです。準MVP受賞時には「すでにタイミーを利用している事業者様へのアカウント発行のリードタイム短縮」を評価いただきましたが、今後は新たにタイミーを利用する事業者様にも「アカウントを即時提供できる仕組みづくり」を進めていきたいと思っています。

ーー最後に、本記事を読んでくださっているみなさんにメッセージをお願いします!

タイミーは「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションをまさに体現している会社です。私自身、タイミーのワーカーとして働いたことをきっかけに今のキャリアが始まり、まさに「人生の可能性を広げてもらった」と感じています。

サービスが「人生の可能性を広げるインフラになり得る」というだけでなく、いろんな人に「平等に機会を与えてくれる」会社です。機会を与えてもらった一人として、そこがタイミーの魅力であると自信を持っておすすめできます。

一緒に働く仲間たちは「困ったときに手を差し伸べてくれて、時には厳しく正しい方向に導いてくれる」方ばかり。ぜひタイミーで自分の可能性を感じてもらえたらと思います。


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(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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