見出し画像

【入社エントリ】タイミーで挑戦する“プロダクトを伸ばす”エンジニアリング

はじめまして、新谷哲平です。タイミーでバックエンド開発を担当しています。気づけば入社半年を過ぎ、徐々に仕事に慣れてきました。
今回は自己紹介をかねて「入社してから何をしたのか」「働いてみて感じるタイミーの魅力」を書きたいと思います。記事を通して、タイミーに興味を持ってくれる方が増えれば幸いです。

※本記事の内容は公開時点のものです。


自己紹介

名  前:新谷 哲平
所属部署:プロダクト本部 エンジニアリング2G 
担当領域:バックエンド開発
趣  味:サウナ

頭をフル回転させる仕事をした後はだいたいサウナに行っています。快適にサウナを楽しむため、平日に足を運ぶことも……。その他、読書やゲームも好きです。技術書はもちろん、小説やノンフィクションも読みます。

子ども時代の夢はゲームクリエイター。ソフトウェアエンジニアまでの道のり

子どもの頃はゲームクリエイターになりたいと思っていました。小学校5年生の時には大手ゲーム会社に「どうすればゲームクリエイターになれるか」をメールしたほどです(ちゃんと返信もいただきました!)。

情報系の勉強をしたいと考えて、地元の高等専門学校に進学。さまざまな授業がありましたが、ほとんどが電力計算や電子回路設計などの電気系でした。この辺りでゲームは作るより遊ぶ方が楽しいと気付き、ゲームクリエイターから便利なサービスを提供するソフトウェアエンジニアに路線を変更しました。

個人でもRuby on Railsを書き始めたり、情報系の勉強をしたり……。いろいろな活動をしてみたものの、いざ就職を視野に入れると「今の能力でソフトウェアエンジニアとしてやっていけるんだろうか?」と漠然とした不安がありました。

そこで、体系的にコンピュータサイエンスを学ぶために筑波大学情報学群情報科学類に編入し、在学中は複数のIT企業でインターンも経験しました。

インターンとして参画したうちの一社だったのが、前職のWantedlyです。ミッション・ビジョンへの共感や技術力を磨くファーストステップとしての環境の良さ、そして「楽しい」と思える職場環境が入社の決め手でした。

Wantedlyでの経験を含むこれまでの経験はWantedlyプロフィールにまとめています。ご興味があれば、ご覧ください。

PdMに安心して背中を預けられる環境が入社の決め手に

Wantedlyは幅広い業務を経験できる環境でした。複数の技術領域をはじめ、プロダクトマネジメント、UXライティングなど「プロダクト開発」に関する分野の基本を学べたと感じています。

全方位的にスキルを磨けた一方で「よりエンジニアリングに注力したい」と思ったことが転職のきっかけでした。自分がエンジニアリングに集中するためには「PdMに背中をしっかり預けられる」ことと「自分がエンジニアリングに集中することが全体最適であると思える」ことが大切です。

タイミーでは、実際のユーザーの声をサービスに落とし込むためのユーザーインタビューが仕組み化されています。突出したスキルを持つ特定の人によって、プロダクトマネジメントの解像度が高められているのではない点が安心できると感じました。

実際にユーザーインタビューをしている人の方がユーザーの解像度が高いことは間違いありません。プロダクトマネジメントの責務をPdMに任せて、自分はエンジニアリングに注力できそうと思えたのが、タイミー入社の決め手でした。

「タイミー」を伸ばす取り組みに挑戦

タイミーでの仕事は「プロダクト開発チームでの取り組み」と「バックエンドコミュニティでの取り組み」の大きく二つに分かれます。

プロダクト開発チームでの取り組み

プロダクト開発においては、ワーキングリレーションチームのバックエンドエンジニアとして活動しています。

働き手であるワーカーさんが「自分に合った仕事」を見つけやすく、いかに事業主さんと「すぐにマッチング」できるかを押さえつつ、タイミーも含めた三者間で「Win-Win-Win」の関係をどのように作るかを、バックエンドエンジニアとして日々考えています。

入社の決め手でエンジニアリングに集中できると書きましたが、何を作るかをPdMに完全に委ねるわけではありません。バックエンドエンジニアとしての専門性を確立させつつ、プロダクトマネジメントにおいては有能な参謀を目指してプロダクト開発に関わっています。

バックエンドコミュニティでの取り組み

バックエンドコミュニティは、言語やフレームワーク等の最新バージョンへの追従や技術的負債の解消、技術課題のディスカバリーなどが主な活動です。

個人的に注力したのはRubyやRuby on Railsのアップデートです。価値が自明であり、入社歴が浅くドメイン知識が薄くても貢献できると考えて積極的に進めていました。
Rails7.0へのアップグレードでは、主要機能チェックシートの作成やQAチェック会の実施などを各チームのリードエンジニアやバックエンドエンジニアと協力して行いました。

また、5月に開催したRubyKaigiに合わせて注力したのは、Ruby3.2へのアップデートとYJITの有効化です。こちらはテックブログにまとめているので興味があればご覧ください。

タイミーでも同様の取り組みをすることで、プロダクトの品質向上はもちろん「RubyKaigiの場でRubyコミッターの方々に成果の報告や感謝を伝えたい」という思いもありました。

実際、day2後にビアバーで飲んでいるとたまたまShopifyチームに遭遇し、YJITによるパフォーマンス改善の成果の報告やRuby on Railsにモジュール境界を提供する packwerk gemをShopifyではどのように使っているかなどを聞くことができました。なかなか実際に話すことは難しいのでRubyKaigiならではの体験でした。

同じビアバーにいた人で撮った写真。有名人がたくさん

開発スタイルも働き方も。タイミーに溢れる魅力

「タイミーに入社して良かった」と思うポイントはいろいろありますが、とくに感じている2つの魅力を紹介したいと思います。

スプリントゴールを明確に設定する開発スタイルが魅力

タイミーのプロダクト開発組織では、明確にスプリントゴールを設定し、そこにみんなで向かっていくというスクラム本来の進め方をしています。専任のスクラムマスターがいるのも大きな特徴です。

システム開発においては、個人のパフォーマンスを十分に発揮する「リソース効率」とチームでやりたいことを最速で終わらせることに注力する「フロー効率」の考えがあります。

どちらが正解という話ではないのですが、自分の所属しているワーキングリレーションチームではスクラムでフロー効率を重視した開発を行なっています。インクリメントを最速で提供できることによってフィードバックサイクルを高速に回せるのはもちろんのこと、リソースに一定のゆとりができることで技術的な改善とのバランスを調整しやすく、負債を残していきながら開発を続けるといった現象は起こりにくくなっているなと感じています。

働き方の選択肢がある環境が魅力

入社後、あらためて感じたのは「フルリモートができる」という点です。リモートワークをするためのサポートも充実しており、リモートHQを利用して自宅の開発環境の整備もできます。

ディスプレイやキーボードをレンタルして、自分好みの環境で仕事ができるのは大きな魅力です。もちろん出社して働くという働き方もできるので、気分転換がてらオフィスに行くこともあります。

今のところ予定はないですが、仮に「沖縄に引っ越したい!」となったときに、引っ越すという選択ができるのもポジティブな面です。何においても「選択肢が増える=人生が豊かになる」と思っています。

その時に適したスキルを伸ばし、プロダクト開発と向き合いたい

転職のきっかけこそ、プロダクトを伸ばすために「エンジニアとしての能力を高める」でしたが、
長期的な目線でそこだけを伸ばしたいかというと必ずしもそうではありません。

個人的には兼任で複数の能力を同時に高めるよりも、それぞれの領域に集中する期間を設けた上で、徐々に全体のレベルを上げていくのが良いと思っています。

現在はバックエンド開発を中心にスキルを伸ばす期間としていますが、自分の中でエンジニアリングのスキルを高めることに満足したら、前職で経験したPdMにもう一度挑戦したいという気持ちにもなるかもしれません。今後については、その時々で自分に必要な能力を求めて動いていくことになりそうです。

直近では、ソフトウェアアーキテクチャに関心があります。タイミーはモジュラモノリス化やGraphQL導入など今後数年間のバックエンド開発の生産性に大きく影響を与える意思決定を行なっている最中です。最善ではないかもしれないが、最悪ではないものを選んでいこうと思います。


ぜひカジュアル面談へ!
ご興味を持っていただけた方はぜひカジュアル面談にお申し込みください。
お互いのことを気軽に話せたら嬉しいです!


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

プロダクト本部の公式Twitterでは、技術関連情報を発信しています。 ぜひフォローしてください!