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チームの自走速度を上げる支援を。EMとして挑む持続可能な組織づくり

「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」をミッションに掲げ、事業を拡大し続けているタイミー。組織が急拡大する中で「持続可能な組織づくり」を目指しています。

今回は、エンジニアリングマネージャー(以下、EM)の三宅 晃暉さんに「タイミーにおけるEMの役割」や「タイミーの魅力」を聞きました。

※本記事の内容は2023年12月公開時点のものです。


プロフィール

三宅 晃暉(Koki Miyake)
大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。サーバーサイドエンジニアとして経験を積んだ後、新規事業であるYahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)の立ち上げに従事。開発部長としてYahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)の技術領域全体を管掌し、Yahoo!オークションとYahoo!フリマ領域のテクニカルディレクター(技術責任者)としての役割も担う。2023年8月、タイミーに入社し、EMとして活躍中。

サービス立ち上げ、技術責任者のキャリアを経てタイミーへ

ーー本日はよろしくお願いします!三宅さんは学生時代から個人でアプリケーション開発もされていたと聞きました。もともとエンジニアを目指していたのでしょうか?

情報系の学部でプログラミングに触れてはいたものの、自分の中では自動車業界に進むイメージを持っていました。東海圏の大学に通っていたので「トヨタ系」が身近にあって、友人たちの中でも自動車業界に就職するのが主流だったんです。私自身、車も好きでしたし、自動車系の制御システムを作るような仕事をするんだろうなと漠然と考えていました。

そんな中、Androidアプリ開発の大学の講義があったり、友人の一人から漠然とWeb業界への誘いがあったりして「そういう世界もあるんだ」と興味を持ち始めたんです。インターンシップなどにも参加しながら、Web業界でのキャリアを考えるようになりましたね。

ーー新卒で入社されたのは、ヤフー株式会社ですよね。どのようなお仕事をされてきたのでしょうか?

そうです。入社後は、Yahoo!オークション(当時“ヤフオク!”)の商品情報を扱う開発エンジニアとしてキャリアをスタートさせました。新しい機能の立ち上げも経験する中で、一緒に仕事をしていた同期とサービスの方向性や戦略について話し合うようになっていきました。

そして、フリマ領域で勢いを増す競合サービスと戦うためには「今のままではいけない」と、同期とともに新しいサービスの立ち上げを上司に直談判することになったんです。

2019年に「PayPayフリマ」が立ち上がって以降は、技術責任者としてシステムの全体設計や技術戦略の立案・実行など、開発組織の統括・管掌を担うようになりました。その後、ヤフオク・フリマ領域のテクニカルディレクターも務め、技術責任者として全体の技術のまとめ役をしてきたというキャリアになります。

ーー三宅さんにとって、タイミーは2社目の会社になりますね。転職の企業選びにはどんな目線を持っていたんですか?

引き続き、「toC領域」に携わりながら、前職で経験したEC事業とは別のビジネスモデルを見たいという気持ちがありました。

加えて「組織をうまくつくっていく」ということにも関心があったので、組織づくりにきちんと向き合っていけるマインドがある、あるいは、環境であることを求めていたんです。

さまざまな企業の話を聞きましたが、タイミーからはひときわエネルギッシュな勢いを感じましたし、CTOのkameikeさんの話からも「組織の持続可能性」を重視しているんだなと伝わってきました。そこに共感できたのが入社の決め手として大きかったと思います。

組織がより円滑に回っていくように奔走するEMの仕事

ーーEMと一言で言っても組織によって役割が異なる印象があります。タイミーのEMはどのような役割を担っているのでしょうか?

おっしゃる通り、プロダクトマネジメントなども含めて広い領域を見るEMもいれば、ピープルマネジメントに特化した動きをするEMもいますよね。タイミーのEMはどちらかと言えば後者で、私も組織設計やピープルマネジメントをメインに担当しています。

開発チームを運用する際には、主に「Product Management」「Process Management」「Technology Management」「People Management」の4つのマネジメント要素が必要です。

タイミーのEMは「People Management」をベースとしつつも、企業戦略や市場の状況に適用させるために再編される組織に対してアサインメントや役割の創出、フレームの作成、自身のコミットなどさまざまな方法を駆使しながら、組織体の再構成を加速させ「Product Management」「Process Management」「Technology Management」を支援することでチームの自走速度を上げ、組織として機能するための支援を行っています。

ーー三宅さんは仕事をする上でどんなことを大切にされているんでしょうか?

EMとしては、メンバーのキャリア形成支援はもちろん、会社として「より効率的に組織構造を変える」ことが求められていると感じています。なので、事業戦略にアンテナを張りつつ、メンバーの状況を細かく見るように心がけていますね。

それぞれの立場によって考えや求めていることが異なる場合もあるので、必要であれば妥協案を探ったり、組織としての方向性を示して説明責任を果たしたりすることがEMの責務かなと。それによって組織がより円滑に回って、自分たちでさまざまな判断ができる状況ができたらいいなと思います。

納得感を持って仕事を進められる魅力がある

ーー三宅さんが感じているタイミーの魅力を教えてください。

一番の魅力は「人」ですね。
みなさん優秀ですし、月並みな表現ですが「良い人」です。そんな人たちと働けるということ自体が私のモチベーションになっています。

とくに、経営陣やマネジメント層の方々は「納得感を持てる伝え方」をしてくれている印象です。
要は理不尽さをあまり感じないんですよね。「それはおかしいんじゃないか」と感じるような判断が少ないのは、すごいことだなと思います。

ーー「理不尽ではない」というのはどういったところから感じるのでしょうか?
そうですね。大きくは「理論に基づいた会話がなされていること」「きちんと説明責任を果たしていること」の二つがあると思います。

議論をしていると、そこに感情が挟まれて合理的な判断が覆ることも往々にしてあると思うのですが、タイミーではそういったことはあまり感じていません。

仮に議論の方向転換があったとしても「その理由なら仕方がない」「その判断は正しいよね」と多くの人が納得できるだけの材料があると思います。個人的には精神衛生が保たれている感覚がありますね。

持続可能な組織を目指し、変化に対応していく

ーー最後に、組織として、三宅さん個人としての目標を教えてください。

タイミーのプロダクト組織は、ある一定のプラクティクスや理論によって組織を定義し、その定義の説明や伝達に長けていると思います。

しかし、現場がその定義を100%理解して実務に落とし込むところまで追いつけているかというとそうではありません。直近は、理論に合わせて組織を運用していくことをより強くサポートすることが課題であり、組織としての目標だと思っています。

まだまだ実運用として「何が必要なんだっけ」というのは、これから考えていく部分です。その上で、ポジションごとの役割をしっかり定義し、一人の強い人に頼りきりにならない「持続可能性のある組織」を目指していきたいと思います。

また、目標とまで言えないかもしれませんが、個人としては「変化を恐れない」ことを大切にしていきたいです。タイミーは事業も急成長し、それに伴って採用も加速しています。当然、プロダクトも変化していく中で、多くのことが目まぐるしく変化していくと思うんです。

やはりそこに乗り遅れてはいけないなと。変化に対してどれだけ強くドライブして、変わっていけるかに、自分自身のモチベーションだったり、マイルストーンを置いてがんばっていきたいなと思いますね。


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(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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