伸びしろの大きさが魅力。データ分析力でプロダクトのこれからを支える仕事
データを用いて「タイミー」のサービス改善を支援するデータ統括部。データアナリスト、データサイエンティスト、データエンジニアといった分析のプロフェッショナルが所属しています。
今回はデータアナリストの木村剛継さん(以下、takahideさん)に「これまでのキャリア」や「タイミーでの仕事」についてお聞きしました。
長くデータアナリストのキャリアを歩んできたtakahideさんのお話を通じて、データ統括部で働く魅力を感じていただければ幸いです。
※本記事の内容は公開時点のものです。
プロフィール
データの力でプロダクトを成長させる面白さを追求
ーー本日はよろしくお願いします!takahideさんは約10年ほどデータアナリストとして活躍されていますよね?これまでのご経験について教えてください。
私のキャリアは、ベンチャーキャピタルへ新卒入社したところからスタートしました。投資先企業の発掘や投資交渉、投資の実行など、キャピタリストとしてさまざまな経験をさせていただきました。
当時は、今のようにデータ分析の仕事をしていたわけではなく、強いて言うならば「自分が獲得した投資先の候補企業がどのくらい魅力的か」をさまざまな観点からデータを収集・分析する業務がデータアナリストの仕事に近しかったように思います。
ーーファーストキャリアは投資のお仕事だったんですね。データアナリストへキャリアチェンジしたきっかけはなんだったのでしょうか?
きっかけは2社目への転職でした。ベンチャーキャピタルの仕事は、企業の外側から事業をサポートする仕事です。
さまざまな企業に貢献できる面白さはありつつも、もっと会社の内側から事業を回し、プロダクト作りに貢献したいという気持ちがありました。
そこで、ゲーム・エンタメ事業を展開するDeNAに転職。データアナリストとして、分析データを元にプロダクトをグロースさせる仕事を行うようになったんです。
ーーデータアナリストとして、今までどのような分析に携わってきたのでしょうか?
私がDeNAに入社した時は、ちょうどガラケーからスマートフォンへの移行期。スマートフォン向けのアプリゲームを作り始めていた頃で、そのゲームの分析を担当していました。会社が事業領域を広げてからは、ノンゲーム分野のアプリ分析にも広く携わりました。
その後は、主にオンラインゲームを提供するNC Japanにジョイン。新規アプリタイトル開発の専任チームに所属し、新規タイトルのデータ分析や企画を経験しました。
前者では既存サービスをグロースさせるための分析、後者では新規サービス開発のための分析という点で異なる知見を得られたと思います。
ーー前職では、メルカリで働かれていたんですよね。
そうです。メルカリでは、マーケットプレイス事業のプロダクト分析をしていました。
メルカリには複数の画面が存在しています。当然、開発規模も大きく、担当領域ごとにチームが分かれていました。
私はプロダクトアナリストとして、 各チームがどのような切り口で新しい機能や改善をすれば、ユーザーの満足度が上がるかを日々検討・提案していました。
プロダクトのこれからを分析力で支えていく
ーータイミーには、どのような経緯で入社されたんでしょうか?
前職でプロダクト改善に関するデータ分析を進める中で、より「これから大きな変化が見込まれるプロダクトの改善」に貢献していきたいと感じるようになったんです。
そんな時に出会ったのが、タイミーでした。選考の過程で詳しい話を伺う中で、意思決定における現場と経営層の距離の近さや、プロダクト自体が働く人にとって欠かせないサービスになり得るものであることを感じました。
ユーザー目線でプロダクト作りを進められる組織であることも感じ取れて、その中でデータ分析ができるのは面白そうだと思ったんです。
ーータイミーでの仕事内容を教えてください。
データアナリストで構成されているBIチームの中でも、プロダクトチームと協力し、プロダクトの機能開発を進める「プロダクトユニット」に所属しています。
主な役割は大きく分けると二つ。一つは、新しいプロダクト開発をするための“種”探しです。
たとえば、タイミーを利用するワーカーさんや事業者さんが「何に困っているのか」を分析して、ユーザーの体験が変わるような開発の“種”をプロダクトチームと一緒に考えています。
提示したデータとプロダクトの方向性やコンセプトを組み合わせて、新しいプロダクト作りを検討することもあります。
もう一つは、実装を検討しているプロダクトに対するデータ分析ですね。
機能を実装する際には、実装後に起こり得る事象をいろいろと予測しておく必要があります。
分析したデータに基づき、発生し得る課題や問題点、あるいは最適なブラッシュアップ方法を提案することもデータアナリストの役割です。
ーータイミーのプロダクト分析には、何か特徴はあるのでしょうか?
タイミーは、お仕事アプリとして「働く」という体験をユーザーに提供しています。ライフスタイルに直結するようなサービスだからこそ、ユーザーの働き方に対する思いや期待といった心理的な部分が、如実にデータとして表れているように感じます。
他のサービスでもさまざまな角度からの分析が求められますが、「働く」をテーマとした際には分析すべきパラメータは多岐にわたります。そうした「分析の複雑さと面白さ」はタイミーのプロダクト分析の大きな特徴かもしれません。
ーーデータアナリストとして心がけているポリシーがあれば教えてください。
私はプロダクト分析を担っているので、やはりプロダクトマネージャーやエンジニアの方々とのコミュニケーションは重視しています。
とりわけ相手の求めに対して、その背景や思いを引き出し、理解することは大切です。相手が提案してきたのは「なぜなのか」裏側の思いまでなるべく掬い上げるように心がけています。
要求に対する解像度を上げることで、もともとの依頼内容よりも最適な方法を提案し、解決に導けることもあると思うんです。
また、多くの軸を持って、会話の引き出しを増やしていくことも心がけています。コミュニケーションの場では、会話の中でさまざまなアイデアが生まれていくと思うんです。
そのアイデアのきっかけになるような話をどのように提示していくかは意識しています。
チームもプロダクトも「これから」だから面白い
ーー実際に働いてみて感じるタイミーの魅力を教えてください。
何よりも「伸びしろが大きい」という点は、私自身が面白いと感じているところです。
データ統括部ではチーム編成が変わったばかりで、私が属するBIチームも大きな枠はありながらも「これだ」と確立されたものはまだありません。
プロダクト自体もこれから大きく変わっていきます。そんな中で、データアナリストの分析力が抜本的な改善提案を生み出すこともあるでしょう。
要は「いかにでも形を変えていける」ということです。今後は労働市場も劇的に変化していくと思います。社会の根深い課題に対して、いかに貢献できるプロダクトを作り上げていくかを考えながら、切磋琢磨できるメンバーたちと働けることは大きな魅力です。
また、代表取締役の小川を含め、経営陣と日々ディスカッションしながら分析できる環境なのも、アナリストとして大きな魅力だと感じています。
ーー自分たちの力で変えている実感を持てるとやりがいにもつながりますね!働く環境はいかがでしょうか?
リモートワーク&フレックスという働き方ができる環境です。私自身も基本的にはリモートワークで、必要に応じて月に1回程度、出社しています。
制度としてリモートが可能であるだけでなく、リモートでも支障なく働ける環境である点が魅力ですね。私は前職からリモートを経験しているので、オンラインコミュニケーションに慣れている部分もありますが、タイミーでは「リモートで快適に仕事をするためにどうすべきか」をメンバー一人ひとりがきちんと考えていると思います。
また、コーポレート部門の方を中心に働きやすさを意識した制度設計や運用を意識してくれていることはありがたいです。福利厚生面で見てもチームビルディングの費用負担や学習のための補助などは潤沢に整備されていると感じます。
分析のカルチャーを組織横断でつなげていきたい
ーー今後の目標を教えてください!
BIチームは、私が所属する「プロダクトユニット」以外に「マーケティングユニット」、「ビジネスユニット」の大きく三つに分かれています。こうしたユニット制では専門性の向上とナレッジの蓄積が見込まれます。
今後はプロダクト⇆マーケティングなどユニット間のナレッジをつなげたり、横断プロジェクトを推進することで、幅広い部署への分析インサイトの展開、貢献をしていけたらと考えています。
また、データ活用の取り組みを全社に拡大していくことで、データを用いた現場での意思決定の速度を上げていきたいです。個人的にはデータアナリストとして、幅広い分野の知見を培っていきたいと感じています。
「働く」という体験を提供するサービスであるため、分析で活かされる知見も多岐にわたります。そして、前述のとおり、タイミーはこれから大きく変化していくプロダクト。その成長を支えていくためにも新しい分析手法や思考の引き出しを増やして、さまざまな課題に対して答えを導けるよう日々研鑽していきたいと思います。
ーー最後に採用メッセージをお願いします。
タイミーでは「やっていき」のバリューにも表れているとおり、さまざまなトライアルをしながら、試行錯誤を重ねています。カオスな面もありますが、自分から提案するような自己発信が好きな方は非常に楽しめる環境です。
また、個人的には、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーに集ってほしいと思っています。多様な思考・経験を持ったアナリストと一緒に、タイミーが挑んでいるさまざまな問題を解決していけたら最高ですね。
お話できることを楽しみにしています
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ぜひ、ざっくばらんにお話ししましょう。
(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)