【入社エントリ】「やっていき」な会社で目指すアジャイルなチーム作り
はじめまして。2022年7月、株式会社タイミーに入社した篠塚です。
スキマバイトサービス「タイミー」の開発を担うプロダクト本部でスクラムマスターをしています。
ジョインしてから早3か月。まだまだ試行錯誤をしている最中ですが、自己紹介もかねてこれまでの経歴やタイミーでやりたいこと、入社してよかった!と思うことなどをまとめてみました。
この記事が「タイミーをもっと知りたい」と思ってもらえるきっかけになれば、とても嬉しいです。
子育て奮闘中!篠塚のプロフィール
まずは、僕の自己紹介から…端的にまとめるとこんな感じです。
生まれも育ちも東京の僕ですが「気軽に自然と触れ合える環境で子どもを育てたい」と、妻の実家がある岩手県に移住しました。
3歳の女の子と2歳の男の子。かわいい盛りの子どもたちですが、いたずら盛りでもあり子育て奮闘中です(笑)。
アジャイルとの出会いからスクラムマスターへ
僕がエンジニアとしてキャリアをスタートさせたのは、新卒入社した独立系のWeb制作会社です。小規模で自由度が高く、手を挙げれば挑戦させてくれたので、フロントエンド・バックエンド・インフラ、モバイル系など幅広い技術領域はもちろんプロジェクトマネジメントも経験できました。
そして、マネジメント勉強会などに参加していく中で、出会ったのが「アジャイル」です。アジャイルの考え方に共感し「これを社内に導入すれば不幸なプロジェクトが減らせるのでは」と社内に向けて啓蒙活動をしていました。
岩手への転居を機に転職した2社目は、SI事業を展開する大手グループ会社。これからスクラムやアジャイルに注力していくという点に共感し、スクラムマスター兼エンジニアとして働いていました。
「そこで何ができるのか」徹底的に話を聞いてタイミーへ入社
“兼任”スクラムマスターに矛盾を感じた
1社目では幅広い開発経験を、2社目では認定スクラムマスター資格取得の支援を得るなど、得難い経験をさせてもらってきたのですが、次第にスクラムマスターでありながら、開発チームのエンジニアでもあるというポジションに「もやもや」を感じることになります。
「チームメンバーにスクラムの理解と実践を促し、チームの自己組織化を導くのがスクラムマスターだよな?」と。つまり、指示されたことに取り組むのではなく、チームのメンバーが自分たちで考えて答えを出すという環境作りに向かって責任を持つ立ち位置です。
個人的にはスクラムマスターは答えを出すのではなく、メンバーに問いかけ、チームの自己判断を促すのが役割だと思っています。そのため、促す側の人間でありながら、チームの一員として意思決定ができる位置にも自分がいるという矛盾を感じていました。
同じ目線でスクラムを語れる人がいたことが入社の決め手
スクラムマスターとエンジニアの兼任で感じた矛盾を解消するために二度目の転職活動を開始。転職軸として「自分のやりたいことが実現できるか」というのを持っていたので、スクラムマスターを募集している企業にカジュアル面談をお願いしました。
スクラムマスターの定義は、会社によってさまざまです。進捗管理を主とするようなマネジメント寄りのスキルを求められることもあれば、これまでの僕のようにエンジニアとして動きながらスクラムを推進してほしいと言われることもあります。
自分の理想とマッチするのはどこかを深掘りする中で、出会った企業の一つがタイミーです。
業務内容が理想通りということももちろんあったのですが、最終的な決め手はスクラムマスターのrazさんとした面接での会話が楽しかったから。
実は1社目も2社目も「これからアジャイルを導入する」というフェーズだったので、まだマインドが醸成されておらず、同じ目線で議論できる相手はいませんでした。
タイミーの面接の場で、初めてアジャイルについて議論できる相手と出会えたことで「ここでなら同じ志を持った仲間とやりたいことができる」とジョインを決めました。
タイミーのスクラムマスターとして「何をしたいか」
タイミーに入社してから配属されたのは、働き手と企業の「スポットワーク」にまつわる手続きの全てをなめらかにする「SmoothOpsチーム」。略してスムオプです。
スクラムマスターとして、自己組織化を推進しています。推進するというと、僕が引っ張っていくと思われるかもしれませんが、あくまでも僕の役目はチームが「どうしていきたいか」をメンバーに問いかけることです。
とても抽象度の高い話ですよね。入社当初は「スクラムマスターとは何をする人か?」を、どのように伝えて、チームの理解を得る活動をするのか悩んだこともありました。
そこで、僕なりにスクラムマスターとして何をしていきたいかをもう少し詳しくまとめてみます。
やりすぎてもよくない。見守り、育むのがスクラムマスター
自己組織化を推進する上では、前提として「あんまりやりすぎてもよくない」と考えています。しかし、全てチームに委ねるのではなく、ある程度のティーチングは必要です。
例えば、仮にメンバー全員がよくない方向に進んでいきそうな時に、自分が経験済みのことであれば「こういうことが起こる可能性があるかも」といったアドバイスができます。
とはいえ、何においても答えは一つではありません。チームやタイミングが異なれば、前はうまくいかなかったことも成功する可能性はあります。
なので、まずはやってみること。やってみた結果、どうだったのか、次はどうしたらいいかを問いかけていきます。その上で、チームの困りごとを解決できるように調整に動くというのが僕の役割です。
僕の中では、スクラムマスターはチームに奉仕できる人。奉仕した結果、チームが活躍したことを喜べる人です。自分でやりたくなることもあるかもしれませんが、グッと我慢してチームが自律できるようにサポートします。
チームを見守り育むというところでは、子育てに似てるかもしれません。
まずはチームの自己組織化を。ゆくゆくは会社全体にアジャイルを広めたい
僕の役割として、チームの自己組織化は当然期待されており、会社もそれに向かって進んでいると思います。
スムオプチームのドメイン領域は広く「スポットワークをタイミーでなめらかに行うための活動全て」です。プロダクト本部では採用強化中。今後もさまざまな得意分野を持つメンバーが増え、ドメインに対して専門性の高いチームが生まれていくのではないかと思っています。
そうなった時には、新たに編成されたチームに向けて、スピーディーにスクラムやアジャイルのマインドを普及させる方法を検討しないといけません。
今は一つのチームに対するスクラムマスターをしていますが、これから組織が大きくなればチームも増えていくと予想しています。そうなった時には複数チームのスクラムマスターに挑戦したいですし、タイミーという組織全体に「アジャイル」の考え方をもっと伝える活動をしたいです。
タイミーに入社してわかった「やっていき」の魅力
最後に、タイミーのプロダクト本部にジョインしてみて改めて感じた魅力をお伝えしたいです。
まずは、環境面としてフルリモートであることは岩手在住の僕にとってもちろん大きな魅力ですが、入社してみて感じたのは「フルリモートの働き方」に対してケアが手厚いということ。
最近では「リモートHQ」を導入していただいて、モニターや机、椅子などのアイテムをフルで試してみました。
特に椅子を変えたら、腰痛が改善されてびっくり。実は椅子を変えたくらいで、何が変わるのかと半信半疑でしたが、やはり良いものは良いと気づきました(笑)。とはいえ、高級チェアを自分で購入はしなかったと思うので、会社として支援をしてくれるのは本当に嬉しかったです。
また、カルチャー面で驚かされたのは意思決定スピードの速さ。タイミーのバリューに「やっていき」というものがありますが、それを体現するかのように「やってみよう!」と声をあげるメンバーが多いと思います。
フットワークが軽く、やってみてダメだったとしても「辞め時」をしっかり切っていて「せっかく始めたからなんとなく続けよう」ということはしません。小さく試して改善を重ねていくアジャイルのマインドに近いものを会社として持っていると感じています。
タイミーいいなと思ってくれた方へ
この記事を読んで「タイミーいいじゃん!」と思ってくれた方、ありがとうございます!
そして、もっと詳しく知りたいと思ってくださった方は、ぜひプロダクト本部のEntrance Bookも見てみてください。僕もそうでしたが、カジュアル面談で詳しく話を聞きたい方も大歓迎です!
※本記事の内容は公開時点のものです。