タイミー、「エンジニア奨学金制度」開始。最大年間300万円、全額返済不要に。
タイミーは昨年11月に「開発組織のメンバー一人ひとりが能力とモチベーションを最大限発揮し続けるための環境づくり」をMissionとした「DevEnable室」を設立しました。
日々開発組織のメンバーが感じる課題に向き合い、学習機会の充実や、キャリアアップのサポートなどを通して「開発組織の進化」に伴走しています。
※DevEnable=DevEnableはDeveloper Enablementの略称
※本記事に記載の制度名や内容については2024年7月現在のものです
向き合った課題:大学院で勉強するとなったら、仕事を辞めないといけない…
同じく開発組織で働くメンバーといえども、そのキャリアの道筋はさまざまです。
理系の大学で学び、新卒からエンジニアとしてキャリアをスタートした人もいれば、社会人になってから独学で学びキャリアチェンジした人もいます。
日々技術が進化していくなか「流行の技術に関する知識」や「業務で使う知識」は仕事を通して得ることはできます。
しかし、それらの基礎となる理論やそこから発展した理論は仕事をしながらではなかなか学ぶことができません。
日本では新卒で就職しキャリアを積んだのちに、大学や大学院へ通う人は、まだまだ多くありません。
1つは金銭的な問題、もう1つはキャリアを中断することへの不安があります。
タイミーは、開発組織のメンバーが高度な専門知識を習得することにより、自身の人生の可能性を広げることができると考えています。
今回この課題に対してどのようなサポートが必要か考えました。
メンバーの高度専門知識学習を支援する「エンジニア奨学金制度(*)」
今回タイミーはTDE10(Timee Dev Enable)施策の第10弾として、博士号取得のような高度な専門知識の習得プロセスを支援する「エンジニア奨学金制度」を開始しました。
在籍年数等の基準を満たすことで、入学金を含む学費の支援と、週休3〜4日などの働き方の柔軟性を保障します。また、場合によっては休職を選択することも可能です。
大学、大学院が対象となり、就学中は学びレポートの提出が必要になります。また候補は国内に留まりません。
ジョージア工科大学やユニバーシティ・オブ・ピープルなど海外でもオンラインで履修でき、申請基準を満たす大学・大学院であれば許可することがあります。
*名称は「エンジニア奨学金制度」ですが、開発組織に属する全てのメンバーが制度の対象です。
申請にあたって
申請にあたっては以下の基準を設けています。
申請基準
研究分野が少なからず当社の事業や、ビジョン・ミッションの実現に有益であること
研究内容を当社事業に還元しようとする意思があること
直近1年以内の勤務状況において下記を満たすこと
就業規則やコンプライアンスに違反する行為がないこと
健康診断に異常な診断がみられないこと
出勤率が80%以上
自己の都合・責任に起因する休職がないこと
※産休、育休、介護休暇、業務が原因(ハラスメント含む)による怪我や疾患による休業は除く
補助範囲
大学、大学院の博士課程の学費支援
入学金含む最大年間300万円の支援
上限以内であれば全額補助(返済不要)
期間:最大3年間を想定
就学中の業務調整
研究内容や取り組む意欲によって柔軟に調整
例:週3-4勤務
※休職は可能だが、給与の支払いがなくなるため、生活に問題がないことを確認すること。
目標設定や評価は稼働できる範囲での設定
目標設定後に就学する場合は、必要に応じて目標修正を行う。
就学中の給与について
手当:手当のルールに則る
給与:稼働による日割り精算、時間精算
エンジニア奨学金制度誕生の背景
エンジニア奨学金制度の誕生背景には、タイミーでデータエンジニアとして働く土川の大学院進学の際の費用を補助したことがあります。
土川は、タイミーで働きながら東京工業大学・情報理工学院の博士課程でコンピュータサイエンスを勉強しています。
土川が大学院で研究をしていることは、タイミーがデータをもとに意思決定を行うためのデータ基盤に活かされています。
学びがタイミーのビジョン・ミッションの実現に繋がることを信じて
タイミーは、開発組織のメンバーが高度な専門知識を習得することにより、自身の人生の可能性を広げることができると考えています。
またその学びをタイミーで活かすことでイノベーションが生まれ、事業の成長に繋がります。
こうした取り組みを通して『「働く」を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる』というミッションの達成に近づくと信じています。
さいごに
タイミーでは、DevEnable室の設立を皮切りに、「TDE10(Timee Dev Enable)」と銘打ち、開発組織の進化のために10の施策を実施してきました。
タイミーでは、DevEnable室の設立を皮切りに、開発組織の進化のために今後さまざまな施策を実施していきます。
DevEnable室の取り組み、組織や開発についてカジュアルにお話できる機会をオープンしています。
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