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複雑であるほど面白い。既存の枠にとらわれない「働き方」を生み出すプロダクト開発

既存の枠組みにとらわれない「働き方」を提供するタイミー。その事業内容やプロダクトを魅力に感じ、入社を決めたのはバックエンドエンジニアの須貝 俊さんです。

今回はライターとしてキャリアを歩み出し、エンジニアへのキャリアチェンジを果たした須貝さんに、これまでのキャリアやタイミーの魅力、今後の展望をお聞きしました。

「プロダクトが複雑であればあるほど面白い」というお話を通じて、タイミー開発のやりがいを感じていただければ幸いです。

※本記事の内容は公開時点のものです。


プロフィール

須貝 俊(Shun Sugai)
早稲田大学卒業後、編集プロダクションに新卒入社。ライターとしてキャリアをスタートさせる。
その後、独学でのプログラミング学習や職業訓練を経て、エンジニアにキャリアチェンジ。SESや事業会社での開発経験を積み、2022年1月にタイミーへ入社しバックエンド開発に従事している。

ライターからエンジニアに転身。地道に経験値を貯めてきた

ーー本日はよろしくお願いします!須貝さんはライターとしてキャリアをスタートさせていますよね。

そうなんです。編集プロダクションでのアルバイトをきっかけに、大学卒業後はライターとして働き出しました。

もともと大学のサークルでは、HTMLでホームページを作成する活動をしていたんです。その時の体験からプログラミングやインターネットの世界に興味を持ちましたね。

しかし、当時はどちらかと言えば「文章を書きたい」と考えていて、ビジネス系の雑誌や書籍の執筆・編集の仕事をしていました。

ーーなるほど。そこからエンジニアを目指したきっかけはなんだったんでしょうか?

きっかけは、2011年に発生した東日本大震災です。あまりに衝撃的な出来事で、“今”やりたいことをやる大切さを考えさせられました。

あらためて、そんな時に思い出したのが大学時代のサークル活動。やっぱりインターネット業界には関わっていきたいと思ったんです。

そこで仕事を辞めて、本格的にエンジニアを目指しプログラミングを学び始めました。個人でRailsアプリケーションやTwitterのBOTを作ったり、職業訓練校でAndroidアプリケーションの作り方を学んだり。約1年間、プログラミング学習に時間を費やしました。今思えば思い切った決断をしたなと思います(笑)。

ーーキャリアチェンジするには思い切りの良さも必要ですよね。ライターの経験がエンジニアとして活かされたりはしましたか?

それが活きているんですよ。ソースコードは人が読みやすくないといけないですし、コンピュータにも意図した通りに動いてもらう必要があります。
ドキュメントを作成することも多いので、最初のキャリアで文章を書いてきて良かったなと思いました。

ーーエンジニアとしてのキャリアはどのように積んできたんですか?

当初は実務経験がまったくない状態でしたから「早く経験値を上げたい」とSES企業に入社しました。客先常駐でさまざまな開発現場を経験できると考えたんです。

実際、面白い技術に触れることもあって良い経験をさせてもらいましたね。大手通信機器メーカーに常駐して、スマートフォン端末の不具合解析や調査といった障害の一次切り分けみたいなことをしていました。

なかなか触れられない部分もたくさん経験できたんですけど、同時に「もっとユーザーに近いところで開発をしたい」という思いもあって……。エンジニアとして次のステップに進むために、インターネットメディア運営事業を行う企業に入社しました。

当時、私が携わったのは中古マンションの価格査定サイト。開発チームが小規模だったこともあり、Railsを用いたバックエンド開発をしつつ、マネジメントなども担当しました。認定スクラムマスター取得を支援してもらえるなどありがたい環境でしたね。

プロダクトの“複雑さ”に魅かれてタイミー入社へ

ーー次のキャリアにタイミーを選んだ決め手を教えてください。

前職では、0→1の立ち上げや1→10のフェーズで経験を積んでいました。約5年間、同じサービスに関わってきたので、次は10→100といったフェーズでプロダクトをスケールさせていく開発がしてみたいと思っていたんです。まさにタイミーのフェーズがマッチしていたのが決め手の一つになりました。

加えて、プロダクトの複雑さは非常に魅力的でした。実を言えば、最初は一般的なマッチングサービスだと思っていたんです。選考が進む中でお話を聞いたり、自分で調べたりする中で「ただのマッチングサービスじゃないんだ」と知ってからは、さらに関心が高まりました。

ーーたしかに、タイミーは単なるマッチングサービスに留まりませんよね。

そうですね。仕事を見つけるだけでなく、仕事の出退勤を管理して、給与を立て替えて、源泉徴収票の発行まで対応します。初めて知った時は「そこまでやるんだ」と驚きました。

そこまでやるとなるとプロダクト開発の難易度も上がります。もともとシステム設計が好きというのもあって、設計の対象が複雑であればあるほど面白そうだなと感じたんですよね。

既存の枠にとらわれない「働き方」を提供できるというワクワク感もありました。

「コツコツ続けること」にこだわり、やりがいを追求する

ーータイミーでの仕事内容を教えてください。

2022年1月に入社して以降は、クライアント様向けの管理機能を中心にバックエンド開発に従事してきました。

働き手であるワーカーと事業者のスポットワーク体験をなめらかにする「SmoothOpsチーム」に所属をしていますが、2022年11月からは、社内で立ち上がったプロジェクトに参画するため「On-Demand Employmentチーム」に一時的に移籍中です。

現在のプロジェクトのミッションは、企業向け管理画面をSPAへ完全移行すること。一部対応ができていないページを移行し切ろうというところで、プロジェクトメンバーの一員として、バックエンド開発を担当しています。半年くらいはこのプロジェクトにコミットする予定です。

ーー仕事の中で大切にしているこだわりはありますか?

「コツコツやり続ける」ことを大切にしています。

方針として示された組織の理想像に向かって、その理想と現実のギャップが大きくならないようにするには、ギャップを埋めるための細かい調整が大事だと思うんです。

タイミーのバリューの一つに「バトンツナギ」がありますが、きちんと仕組み化してタイミーを強くするというのは、まさしく日頃の積み重ねかなと思います。

ーータイミーの開発においては、どのような点がやりがいにつながっていますか?

ユーザーの存在を身近に感じながら開発ができる点は、やりがいにつながっています。機能をリリースすれば、何かしらの反応をすぐにもらえるのが良いですね。

私が入社した当時は、ちょうど「グループ機能」のリリースに向けて開発を進めていました。事業者が作成・編集した「グループ」に特定のワーカーを登録することで、仕事に申し込みできるワーカーの個別指定を可能にする機能ですね。

私も開発に携わったのですが、機能リリース後には予想より多くのユーザーが利用してくれました。やはり世に出したものを使ってもらえると嬉しいです。

また、入社前から感じていたプロダクトの複雑さは大きな魅力になっています。複雑なドメインを「いかに良い構造でシステムとして表現するか」を思考できるのはとても楽しいです。

ーーユーザーの声や開発難易度の高さがやりがいになってるんですね。働き方の面で魅力に感じていることはありますか?

プロダクト本部では、リモートワークを前提とした働き方ができるので、子どもの幼稚園の送迎などがある身としてはありがたい環境です。
ただ単に、「フルリモート可能」というだけではなく、そのための体制や文化も整っています。所属するエンジニアがリモートワークに慣れており、適切なオンラインコミュニケーションを取れる方が多いです。

非同期で済むものはSlackやnotionを活用したり、同期的にコミュニケーションが必要な時にはGoogle MeetやSlackのハドルを使ったり……。そういった使い分けが上手な方ばかりです。

また、リモートワーク支援のために「リモートHQ」が導入され、自宅の開発環境が整備できるようになりました。私もEIZOというメーカーのモニターを入手して、目の疲れから解放されましたね(笑)。

設計も実装も。自ら手を動かし続けるエンジニアでありたい

ーー今後の目標を教えてください。

直近の活動目標としては、Railsアプリケーションのモジュラーモノリス化です。複雑化したタイミーのRailsアプリケーションをビジネスドメインごとに適切に分割していくことをやり切りたいですね。

長期的な目線でいうと、自分の中で「理想のエンジニア像」みたいな大層なものはないのですが、自らコードを書き続けたいとは思っています。

私は設計が好きですが、設計だけをやるよりも設計と実装を切り離さずに、手を動かし続けるエンジニアでありたいです。

あとは何よりも、40代に差し掛かると「健康第一」だと実感しますね……。第一線で手を動かし続けるためにも意識的な運動を適度に行い、健康なエンジニアを目指しています(笑)。

ーー最後に「タイミーが気になっている」という方へメッセージをお願いします!

タイミーは事業成長のスピードが早く、それに合わせてシステムを進化させていく必要があります。非常に早いサイクルで事業の伸びに合わせて開発をしていくのはなかなか経験できないんじゃないかなと。その中で変化を楽しめる方で、かつ自ら現状を変えていける力のある方にとっては面白い会社だと思います。

また、個人的には「自分なりの美学を持っている方」とぜひ一緒に働きたいです。エンジニアには一部、職人気質のようなところもあると思っているので「これだけは譲れない」というこだわりが一つくらいある方のほうが楽しめるんじゃないかと思いますね。


お話できることを楽しみにしています

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ぜひ、ざっくばらんにお話ししましょう。

(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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