見出し画像

“今までにない”から面白い。ユーザーと向き合って生み出すプロダクトデザイン

「働く」を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる、をミッションに掲げるタイミー。プロダクト開発組織では、よりユーザーに寄り添った開発に日々向き合っています。

「いかにユーザーとの接点を濃く保った上で、仕事をするかが大切」と話すのは、プロダクトデザイナーとして活躍する神田 和慧さんこと、kandyさんです。

今回は、タイミーの一人目デザイナーとして開発を支えてきたkandyさんに「タイミー入社のきっかけ」や「タイミーで働く魅力」、さらには「デザイナーとしての在り方」など幅広くお伺いしました。

※本記事の内容は公開時点のものです。


プロフィール

神田 和慧(Kanda Kazuki)
立教大学在学中にインターンとして「中・高校生向けIT・プログラミング教育サービス」のWebデザインコース講師を経験。その後、学業と両立させながらフリーランスデザイナーとして活動。2018年末に開催されたタイミーのデザインコンペへの参加をきっかけに、タイミーの一人目デザイナーへ。現在はプロダクトデザイナーとして活躍中。

一生に一度の体験がしたい。大学在学中にタイミー一人目デザイナーへ

ーー本日はよろしくお願いします!kandyさんは少し変わった経緯でタイミーに入社したと聞きました。タイミーとの出会いはどのようなものだったのでしょうか?

出会いのきっかけは、2018年の年末にタイミーが開催した『Timeeカード』のデザインコンペです。
当時の私は学生 兼 フリーランスデザイナーとして、クラウドソーシングやデザインコンペに参加する活動をしていました。

そのデザインコンペで受賞した際に、当時タイミーの副代表 兼 デザイナーをされていた福家さんから「オフィスで話を聞いてみないか?」と誘われたんです。

いろんなお話を聞く中で、2019年2月にはタイミーに正社員入社していました。まだ大学3年生の頃でしたね。

ーーなんと……!大学在学中からフルコミットを決意されたんですね。フリーランスとしての活動もありましたし、もともとデザイナーになると決めていたんでしょうか?

実は大学で専攻していたは経営学。もともとはコンサルティングなどの分野に興味を持っていました。インターンではWebデザインの講師を経験させてもらいましたが、それも知人からの誘いと「デザインやアートには興味があるし、少しだけ触れてみよう」という気持ちだったんです。

もちろん講師をやるにあたって、Webデザインの基礎知識の習得はしましたし、もともとスライド資料などのデザインを凝ったりするのは好きだったんですが、仕事にするほどではないと思っていました。

ーーそうだったんですね。経営への興味関心が高かった中で、タイミーのデザイナーとして入社を決意されたのはなぜですか?

当時のタイミーは、アルバイトを含めても30数名規模の小さな会社でした。いわゆる学生ベンチャーでしたが「タイミーは本気でリクルートを超えようとしているし、 次の時代を作ろうとしている」と、すごい熱量を感じたんです。

それが実現するのだったら、そこに関われる機会は二度とこないと思いました。「今」を逃す手はない。そんな思いで入社を決めましたね。

会社として、一人目の専任デザイナーというポジションもチャレンジングで魅力に感じていました。

ユーザーに受け入れてもらえる体験をデザインする

ーー現在のお仕事内容を教えてください。

タイミー」のプロダクトデザイナーを担当しています。具体的な業務内容は、アプリや管理画面のUIデザインや、UXリサーチです。

エンジニアやプロダクトマネージャーなど、デザイナー以外のものづくりの担い手たちとスクラムで開発を進める。単純なビジュアルファーストではなく、メンバーやユーザーとコミュニケーションを取りながらデザインを作り込んでいく仕事をしています。

ーー「タイミー」のデザインをする上で、心がけてらっしゃることはありますか?

一つ目は、今まで世の中になかったサービスを受け入れてもらうために「どのような体験をデザインするか」を考えることです。

タイミーのようなサービスは今まで世の中にありませんでした。すきな時間、すきな場所、すきな職を選べて、報酬も即日入金される。かつ、出退勤も全てアプリ上で管理できるような体験は、従来の求人サービスとは全く異なります。

「今までになかった」とは、どういうことかというと何の策も打たないとユーザーが戸惑ってしまうということ。わかりやすく案内をしたり、簡単な言い回しを使って、複雑さを隠す工夫が必要になる場合もあるんです。

新しい概念を受け入れてもらえるように、言葉をデザインしたり、見せ方を工夫したり。それは常に意識していますね。

二つ目は、ユーザーの声を積極的に取りにいくこと。タイミーを使ってくれているユーザー、特に働き手となる「ワーカー」さんたちが、どのようにアプリを使っているのかをヒアリングしたりします。顧客理解をより深めるためのUXリサーチを始めたのもその一環です。

実際に画面共有をしながら、体験を共有してもらえると理解の解像度も高くなる。それを次のプロダクトアイデアや改善につなげるようにしています。

ーー新しいものだからこそ、ユーザー体験を理解し、よりわかりやすいものにすることが大切なんですね。チームで開発を進めるという点では、どんなことを意識されているんでしょう?

つくるものをビジュアルで表現する力を持っているのがデザイナーです。

ビジュアルにはすごい力があって、視覚的イメージができると「これをつくるんだ」という、みんなの共通認識を生み出せます。

なので、「こういう方向性でいいかな?」というような第一案をなるべく早い段階で出すようにしています。途中でもいいから、汚く早く見せる。デザイナーとして意識してる点ですね。

最初の案からチームの意見を取り入れて、最終的な形にしていく。その繰り返しです。

ーー大変だったお仕事もあったんじゃないですか?

2018年に「タイミー」が正式リリースされてから約4年が経過したのですが、実はこれまで細かいリニューアルをたくさん重ねているんです。

難しいのは、自分がデザインしていない部分を塗り替えるようなリニューアル。デザインした人の意図を私自身が追体験しつつ、ユーザーへのリサーチを重ねて、より望ましいデザインに変えていくという作業が続いた時期がありました。

ユーザーの反応を見ながら情報を増やしたり、減らしたり。実のところ、そういった変化に対して、ネガティブな反応がくるんじゃないかなと覚悟していました。

しかし、実際のユーザーの反応はポジティブなものが多くて、大変ではありつつ、自信にもつながって達成感も得られましたね。

ーー前任者の意図を汲み取るというのもリニューアルに必要な視点なんですね!kandyさんにとって、タイミーの面白さはどんなところにありますか?

まずは、ユーザーインタビューなどで「タイミーは人の役に立っているんだ」と感じられるところですね。タイミーには「その人の人生において、タイミーを必要としている」というユーザーが多いんです。例えば、「自分の夢を叶えるためにお金を貯めたい」というような目的を持っています。

タイミーが人生をより豊かなものにするための一翼を担っていると肌で感じられますね。

また、先ほどもお伝えしましたが、タイミーは他にはないサービスです。タイミーの仕事には、一般的な求人情報誌に載っているアルバイトと違って「在庫」があります。

つまり、申し込みがあった時点で在庫がなくなるという概念があるんですが、そういった新しい概念をユーザーに受け入れてもらえるように試行錯誤できるのは、とてもやりがいがありますね。取り組みの結果、サービスを受け入れてくれるユーザーが増えれば、事業も成長していく。それにダイレクトに触れられる面白さを感じます。

ユーザーに近い感覚を持てるデザイナー組織でありたい

ーー働いている中で感じるタイミーの「魅力」を教えてください。

「話せばわかる」というところは大きな魅力だと思います。チームで開発を進めていて感じるのは、デザイナーやエンジニア、プロダクトマネージャー、さらにはマーケターなど、メンバーそれぞれが思いを持って仕事に臨んでいるということ。

職種や立場が異なれば、みんな意見も違います。ですが、タイミーのメンバーはそこで建設的な会話ができるんです。「ユーザーにこういう体験をしてほしい」「もう少し簡単な表現にしたい」場合によっては「今回はこれ以上はやらないです」なども話し合います。

きちんと議論をした上で、何をするかしないのかを決められるのはタイミーのよさですね。

また、リモートワークでの働く環境や仕事の進め方が心地よいです。オフィスで肩を叩いたりはできませんが、その分、オンラインで「ちょっと相談いいですか?」というアクションを取ったり、非同期コミュニケーションがワークするように、ドキュメントを作ったりしています。

しっかり証跡を残しながら仕事ができているので、スムーズにものごとが進むんです。

ーープロダクトデザイナーとして、今後どのような組織を作っていきたいと思いますか?

「タイミーのデザイン組織をどうしていきたいか」を考えると、やはりユーザーに“近い”デザイナーが集まるチームにしたいと思っています。

デザイナーが「常にユーザーの顔を頭に浮かべている」状態を保てるような機会や、仕組みを整備していきたいですね。

また、今後はバトンつなぎもしていかないといけないと思っています。これまで一人目デザイナーとして、意図を持ったプロダクトデザインをしてきました。

しかし「なぜそのデザインしたのか」「生み出したデザインが目指すものは何か」を人に伝えるという取り組みはまだできていません。

そういった思考の共有をしつつ、みんなでユーザーの価値につながるプロダクトを作り上げていくというのもやっていきたいことです。

ーーデザイン組織全体が「ユーザーに目を向けている」ような状態が理想なんですね。kandyさんはどんな人と一緒に働きたいですか?

今まさに面談でいろんな方とお話させていただいていますが、コミュニケーション力の高さは大切だと思います。タイミーは意見交換が活発な組織なので、デザイナーも会話を表現方法の一つとすることが求められるんです。

また、デザイナーは「いかにユーザーとの接点を濃く保って仕事をするか」で、アウトプットの質も変わってきます。私自身が心がけていることでも触れましたが、ユーザーの意見を自ら取りにいく意気込みの方と一緒に働きたいです。

ーー最後に、候補者の方へメッセージをお願いします!

私が入社した当時は、まだ学生ベンチャーの雰囲気を残す組織でしたが、今では新しい仲間が増えて、会社の色も変わってきています。

私が所属するプロダクト本部も規模が拡大し、20代中心だった年齢層の幅が広がって、カルチャーも少しずつ大人びて、多様性が広がりつつある最中です。

「タイミー」のプラットフォームも大きくなり、一つの変更が与える影響範囲が広くなりました。つまり、しっかりしたものづくりをするフェーズになっています。

ベンチャーのスピード感を残しつつ、プロダクトの質も上げていく。面白い時期だと思います。そんな環境でプロダクトデザインをやってみたいと思われる方は、ぜひお話しましょう!


お話できることを楽しみにしています

ご興味を持っていただけた方はぜひカジュアル面談にお申し込みください。いますぐの転職を考えていなくても大丈夫です!
ぜひ、ざっくばらんにお話ししましょう。

(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)



プロダクト本部の公式Twitterでは、技術関連情報を発信しています。 ぜひフォローしてください!