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メンバーの成長に寄り添い、タイミーをより良い組織へ。EMの“その先”のキャリアを目指す

ビジョンに「一人ひとりの時間を豊かに」を掲げるタイミー。すきな時間、すきな場所、すきな職種で働けるスキマバイトアプリの提供を通じて「はたらく」にまつわる新しい価値を提供しています。

今回は、時間を大切にする「タイミー」の事業に共感したというエンジニアリングマネージャー(以下、EM)の佐藤 卓哉さんにお話を聞きました。

※本記事の内容は2024年3月公開時点のものです。


プロフィール

佐藤 卓哉(Takuya Sato)
SESにてエンジニアのキャリアをスタート。複数の開発プロジェクトを経て、美容系Webサービスを提供する事業会社へ転職し、プロジェクトマネジメントやエンジニアチームのリーダーを経験する。その後、HRTech企業、大手人材系グループ企業でエンジニア組織のマネジメントの道へ。2023年9月にタイミーへ入社し、EMとして活躍中。

開発業務を経てマネジメントの道へ。エンジニアのスキルアップ支援や開発効率の向上に貢献したい

ーー本日はよろしくお願いします!学生時代はプログラミングとは別の領域を専攻していたそうですが、どのような経緯でエンジニアになったのでしょうか?

そうなんですよ。学生時代は動物系の専門学校に通っていて、研修の一環で動物園で働いていたこともありました。しかし、実際の就職となるとしっくりこず、しばらく色々な仕事をしながら就職について考えていたんです。

正直、就職するなら「安定した職業がいいな」くらいの感覚で、あまり将来の夢というものはありませんでした。
そんな中、世の中にWebが浸透してきていて、エンジニアという仕事があることを知ったんです。そして「エンジニアなら手に職をつけることができそうだ」というところからエンジニアのキャリアに進むことにしました。

ーーそれまではプログラミングの学習はしてこなかったんですよね。大変ではなかったですか?

そうですね。当時はUdemyのような便利な講座はなかったので、ひたすら書籍を読み漁って実際に手を動かしてみるという繰り返しでした。

入社したSESでさまざまなプロジェクトを経験でき、実務的なスキルを積み上げていくことができたのは幸いでしたね。

ーーSESでエンジニアのキャリアをスタートさせた後、タイミーに入社される前まではどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?

SESで複数の開発プロジェクトを経験する中で、次第に「依頼されたものをつくる」だけでなく、継続的に価値を生み出すところに携わりたいと考え、事業会社への転職を決意しました。

紆余曲折を経た後、キャリアのターニングポイントとなる美容系のWebサービスを提供する事業会社に出会い、はじめてプロジェクトマネージャー(以下、PM)を任せていただきました。もちろん至らないところだらけでしたが、経営陣の一人が全社に向けて私が担当していたプロジェクトを称賛してくれたんです。

社会人になってはじめてとも言える大きな成功体験を得たことで、それまでは「いつかはやった方が良いんだろうな」程度に思っていたピープルマネジメントへの関心が高まっていきました。

その後、HRTech企業でエンジニアチームのリードを経験し、個人で成果を出すよりもエンジニアのスキルアップ支援や開発効率の向上に対する価値貢献に大きなやりがいを得たんです。ここから「マネジメントの道に進もう」という自分なりのキャリアの道筋が見えてきましたね。

そして、前職となる大手人材系グループ会社ではEMとして職能型組織のマネジメントに注力。採用活動や組織開発に従事していました。

「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンが響いた

ーー2023年9月にタイミーにジョインされたわけですが、転職の際にはどんな軸を持っていたのでしょうか?

マネジメントの職務が間接的になることは割と多いのですが、前職では組織規模が大きかったこともあり、その傾向が顕著でした。個人的にはもう少し手触り感を持って組織や人をマネジメントしたいと思うところがあったので、そんな想いを叶えたいという軸はありましたね。

また、自分自身のキャリアをもう一段上げたいとも考えていました。EMにありがちな悩みではないかと思っているのですが、人によっては「なんでも屋」のような役割を担うこともあり、EMの先のキャリアがなかなか見えてきません。

私も御多分に漏れずそんな状況で、自分が本当にやりたいことを「やってもいいよ」と挑戦を後押ししてくれる環境があれば良いなと感じていました。

何よりタイミーの事業への共感は大きかったですね。「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンには響くものがありました。

若い頃は時間が無限にあるような感覚もあって、時間の無駄遣いをたくさんしていましたが、私も今年39歳。父が70代で亡くなったことを考えると「人生も折り返し地点を過ぎたのか」と思うところがあります。

お金や物は一度失っても取り戻せるものですが、「時間」だけは現在のテクノロジーでは取り戻すことができません。自分が納得できる時間の有効活用を提供できるタイミーの事業にはとても惹かれましたね。

仕事に活かす「コーチング」のスキル。自分の内面を見つめ直す大切さ

ーータイミーでの役割を教えてください。

EMとして二つのチームのマネジメントを担当しています。現状では、タイミーのEMは「ピープルマネジメント」の側面が強く、実際にチームを動かしているスクラムマスターやプロダクトマネージャーと連携しつつ、メンバーの行動やマインドシップを1on1などでフィードバックしたり、目標設定や評価に必要な情報を収集したりといった活動をメインに行っています。

また、採用強化中という背景もあり、面接対応はもちろん、採用プロセスの改善や新卒採用の計画などのリクルーティング業務も推進中です。

ーー佐藤さんは本格的にコーチングも学ばれていますよね。やはり仕事に活かしているのでしょうか?

そうですね。前々職でコーチングの研修を受けて以降、自分なりに仕事にも取り入れてきました。現在も国際コーチング連盟の国際資格取得を目指している最中でまだまだスキルとして十分ではありませんが、コーチングの考え方が活きているという実感はあります。

詳細は「Timee Advent Calendar 2023」で執筆した記事でも書いているのですが、ざっくりお伝えすると「自分とのコミュニケーション」に活かされているというのが回答です。

「問いかけ」や「自分の内面を客観視」する術を学べているので、壁に当たった時にも「そもそもなぜ悩んでいるのか」を他者からのコーチングを受けることなく、セルフマネジメントしやすくなりました。

ーー自分の内面と向き合うのは大切ですよね。その他、仕事をする上で意識されていることがあれば教えてください。

ピープルマネジメントの文脈とは関係ないところだと「長期的な視点で物事を見る」「トータルの成果を考える」というのは常日頃意識していますね。

もちろん短期的な事象に目を向けることは重要ですが、短期的には数字や状況が悪くなったとしても、長期的に見れば高い成長が見込めたり、持続可能性が高かったりすることもあります。その場合は長期的な成長を選択するようにしていますね。

あとは、全体最適ではないですけど「自分の見える範囲」だけが良い状態であることを良しとせずに、組織全体を見て「どちらを選んだ方がトータルでプラスになるのか」を考えた上での意思決定をするようにしています。

専門性を高めてスペシャリストに。成長に伴走できる存在へ

ーー今後の目標を教えてください。

あまり格好つけたことを言っても仕方がないので正直にお話すると、実は「このままEMで居続けるべきか」は悩んでいます。どのような道を選ぶにせよ、少なくとも自分の殻を破っていきたいという気持ちはありますね。

ここ数年、ゼネラリストとして、いわゆる「広く浅く」の活動が多かったので、何某かのスペシャリストとして「専門性で勝負できる」ようになることも目標です。
具体的なところはまだ固まっていないのですが、たとえば「人材の育成」に対する専門性を深めるのも良いと考えています。

現在もEMとしてピープルマネジメントに携わっているものの、その密度はまだまだ薄いと感じています。やはり「一人をきちんと育てる」ためには、時間も神経もかなり投資しなければいけません。

個々人の「スキルの見える化」をしてあげて、何をどう伸ばすべきなのかといった目標を考えてあげたり、本人が自覚をして努力できる状態に持っていってあげたり。もっとできる余地はあると思っています。

とくに、シニアプレイヤーやマネジメント層の育成には課題感を持っていて、多くの企業では「マネージャーを育成する体制が不十分ではないか」と感じています。私自身も過去にはマネージャーに昇格した瞬間に「あとは頑張って」とマネジメントしてくれる人がいなくなってしまった経験がありました。

マネージャーやシニアのポジションを任される方々が優秀であることは間違いないですが、だからと言って要職に就いた瞬間にレベルアップできるわけではありません。

その人たちの成長曲線が鈍化してしまうことがないように、ハイクラスに入りたてのフェーズでも成長支援をしっかりしていけると日本の社会にとっても資産になるのではないかと考えています。機会があれば、その辺りは取り組んでいきたいですね。

お話しできることを楽しみにしています!

ご興味を持っていただけた方はぜひ面談にお申し込みください。
いますぐの転職を考えていなくても大丈夫です!ぜひ、カジュアルにお話ししましょう。

(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)


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