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圧倒的なサービスの成長を実感できる。タイミーで新しい“当たり前”を作る面白さ

2018年8月のリリース以降、圧倒的な成長を続けるスキマバイトサービス「タイミー」。タイミーの開発をリードするプロダクト本部では、メンバーそれぞれがプロダクト愛を持ち、理想の姿に向かって進んでいます。

今回は、バックエンドエンジニアの酒井 英伸さんこと、pokohideさんに「タイミーの魅力」や「タイミーで実現したいこと」を聞きました。

※本記事の内容は公開時点のものです。


プロフィール

酒井 英伸(Hidenobu Sakai)/  @pokohide
名古屋大学工学部電気電子情報工学科情報コースで車載制御系システムをターゲットに、モデルベース開発やメニーコアでの並列化アルゴリズムを研究。大学在学中にIT業界を中心とした複数企業でインターンを経験。また在学中からエンタメ事業を展開するIT企業に参画し、卒業後は正社員として開発やディレクションを担当する。2019年7月にタイミーに入社し、バックエンドエンジニアとして活躍中。

意欲的にインターンに参加。作ったものが評価される楽しさを実感

ーー本日はよろしくお願いします!大学時代にいろいろ迷われてから、エンジニアのキャリアを進もうと決めたと聞きました。別の職業なども考えていたのでしょうか?

実は電気電子情報工学科を専攻したのは、もともと素粒子物理学への憧れがあり「電気電子情報工学科の電子は素粒子じゃん!」という安直な考えのもと進学しました。

呆れた話ですが、入ってからやりたいことと違うと気づき、理学部に転学部届を出すも入学時の点数が足りず失敗。さらに2年次にはコース選択の紙を出し忘れ、情報コースへ自動的に配属となりました。

当時は、ノーベル物理学賞を電気電子コースの教授が受賞した翌年でたまたま電気電子コースの方が人気だったんです。例年だと情報コースの方が人気なので、電気電子コースに配属されているはずでした。今思うと運命かなと思ったりします。

これが転機となり、真面目にプログラミングしてみようと思い、いざ勉強を始めると、考えを形にできる楽しさを覚えました。また、恥ずかしながら3年次になり、初めてインターンという言葉を知り、その年にいくつかエンジニアのインターンを経験しました。

ーーどのような会社のインターンシップに参加したんですか?

最初は、地元の名古屋に本社を置く大手総合IT企業と都内で人材紹介業など複数の事業を展開する企業の2社でした。大学3年次も終わろうかという時期でしたが、インターンとして働いた2社がどちらもハッカソンだったこともあり「実務を学びたい、ハッカソンで見返したい」という気持ちが芽生え、1年休学してインターンへの参加を優先させることにしたんです。

ーーおぉ、思い切りましたね。得られたものはありましたか?

今思えばそうですね(笑)。2回目の3年次があったからこそ、多くのインターンシップに参加できたので、それで良かったと思っています。

当時、個人的に一目置いていた名古屋発のクラウド請求書作成サービスを展開する会社に飛び込み、ほぼフルタイムで開発に従事させていただいた後、大手グループ会社やメッセージアプリで有名なメガベンチャー、成長中のHRTech企業など、企業規模も事業もさまざまな企業でエンジニア職を中心に、企画職も経験しました。

ハッカソン系のイベントも多く、今思うと考えられないですが、複数のインターンを掛け合わせて12連勤ハッカソンも経験しました(笑)。

思いつきとはいえ、そこで最優秀賞をいただいたり、作ったプロダクトがフィードバックをもらえる体験はソフトウェア開発に魅力を感じる大きなきっかけになったと思います。

ーーその後、新卒で入社したのはスタートアップの企業でしたね。

学生時代から開発を手伝っていた縁で、大学の先輩が起業した会社に入社しました。エンタメ系メディアの運営や新規事業開発を担当し、自らコードを書いたり、ベンダーコントロールをしたり。Webエンジニア兼ディレクターのような役割を担っていました。

エンタメ事業を展開している会社だったので、VTuber系の新規事業にも携われるなど、面白い経験もたくさんありましたね。
ちょうどVTuberが話題になっていたのもあって、サービスをリリースすれば、SNSなどですぐに反応が返ってきて「使ってもらえている」という実感が湧きました。

作ったプロダクトを使ってもらえる楽しさに気づけた仕事でしたね。

大変だからこそ面白い。難易度の高いドメインへの挑戦

ーータイミーが2社目になりますが、当時の転職軸はなんだったのでしょうか?

「面白そうと思えるか」「解決したい課題のサービスか」は軸として持っていましたね。

当時は、個人でWebサービス・アプリのリリース情報や資金調達情報をピックアップして配信するメディアを運用していたこともあり、興味のあるスタートアップ数社に目をつけていました。

ーーその中でもタイミーに入社を決めた理由はなんだったのでしょうか?

まずは「仕事」をテーマに幅広い挑戦ができそうという点に惹かれました。他にもFinTechやLegalTechの会社などの話も聞いたのですが、タイミーが扱う「仕事」には、お金も契約も関わっていると思ったんです。安直な考えですが、幅広いドメインを学べる良い環境だと思いました。面接が必要という固定概念を壊し、新しい価値観を提供する点にも惹かれました。

また、知人の紹介経由ではなく、求人募集から応募したので「知り合いはいない」と思っていたタイミーで、インターン先が一緒だった現CTOのkameikeさんと再会できたこと、会社として勢いのあるタイミングだったことも決め手になりました。

ーーいろんな要素が重なって入社を決めたんですね。今までのエンタメ系のお仕事とは異なる知識を求められることもあり、大変さはなかったですか?

当初は、直接雇用に応じた法要件を満たすバリデーションの整備や源泉徴収票発行の自動化、外部公開APIの実装、最低賃金対応、アカウント基盤の刷新などを担当していました。主にtoB向けが多かったと思います。

ドメイン知識を含めたキャッチアップは大変でしたが、さまざまな挑戦をさせていただいて楽しかったです。

2つの役割をこなし、タイミーの目指す姿を追求

ーー現在担当されているお仕事内容を教えてください。

現在は、働き手であるワーカーさんと事業者の出会いを最適化する「マッチング領域」の中で、マーケティングエンハンスチームのバックエンドエンジニアとしての役割を担っています。

マーケティングエンハンスは「テクノロジーを用いてマーケティングチームと協業し、繁閑の波に耐えられるようにすること」を目的としているチームです。
チームが発足してまだ数ヶ月なので、マーケティングの武器を揃える段階ですが、最近はバナーの配信基盤の実装やCRMツールの刷新などを行なっています。

ーーpokohideさんは、チームの中で「どんな存在でいたい」と思われますか?

小さな疑問や漠然とした問いでも率直にチームに投げかけをしていく存在でありたいと思います。

タイミーのバリューにも「理想ファースト」というものがありますが、私も普段から「理想から逆算する」ことが多いんです。そのため、「そもそも何を目指しているのか」をチームのメンバーに投げかけて、議論することが大切だと思っています。

目指すゴールが決まれば、Howの妥当性を判断する指標となるので、定期的に立ち返るようにしていますね。それがチームのスピード感を妨げていないか不安になることもあるのですが、今のところは「気づき」につながっていそうな反応を得られているので、現状はうまく機能していると思っています。

ーー気づきを得るために疑問の投げかけは大切ですね。他にもマッチング領域のリードエンジニアの役割も担われていますよね?

プロダクト本部には、全社のCOMPANY ROADMAPをフォローする形で「TECH ROADMAP」があります。このロードマップ進行の成果物に説明責任を持つのが、リードエンジニアです。

また、マッチング領域の信頼性・可用性に対する説明責任を担うなど、領域外に対するインターフェースとして振る舞っています。

本格的に動き出したのが最近の話なので、目に見えた成果はまだ出せていませんが「マッチング領域がこのまま進み続けて大丈夫か」を確認したり、領域内で技術的な交流ができる環境の準備を進めたりしています。

私自身、イチ開発メンバーの役割も担っているので「今、自分がどの立場として議論に参加しているのか」は意識しているところです。

ーー入社当初のフェーズと現在のフェーズで「タイミーの変化」を感じることはありますか?

「SNSでの反応の多さ」ですね。

社内のSlackには、「タイミー」というワードを含んだツイートを収集しているチャンネルがあるのですが、最近では追いきれないほどのツイートで溢れています。

「みんながタイミーのことを発信することが当たり前になったんだな」と感じますし、ユーザーが近くなったからこそ、サービスが落ちたりしないように気を引き締めないといけないなと思いますね。

入社当初は「当たり前を作りたい」と思っていましたが、今では「当たり前を作っている」と実感できています。

プロダクト愛の強いメンバーと進める議論が楽しい

ーーpokohideさんが感じている「タイミーで働く魅力」を教えてください。

一緒に働く仲間の魅力は大きいですね。

タイミーのメンバーは、職種を問わず「プロダクト愛」を持つ人ばかり。それぞれに「タイミーをこうしていきたい」という理想を持っていると思います。

タイミーを理想の姿に導くためという目的が一緒なので、建設的な議論ができる環境です。

たとえば、コードレビューでは「誤りを指摘する」ということも当然あり得ますが、決してコードを書いた人を批判しているわけではありません。その前提をみんなが理解して、安心して指摘し合えるのは良いことだと思います。

それもエンジニアに限らず、他の職種の方とも「プロダクトを良くするための議論」に集中できるのは大きな魅力です。

ーーpokohideさんの「タイミーをこうしていきたい」という理想を教えてください。

現在の日本では、フリーターや専業主婦・主夫の期間は、職務経歴上「空白の期間」として実績が評価されないことが多いんです。個人的には、主婦・主夫は立派な職業だと思っていますし、フリーターの方もさまざまな仕事を股にかけた経験が評価されないのはもったいないですよね。

たとえば、タイミーで働くことが「実績やスキルの可視化」につながり、「空白」とされる期間を埋められる手段になれば面白いと考えています。

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

まず、個人としては技術畑を突き進むよりも「技術で解決する課題やその先の未来」を考えることをしていきたいです。いつかはより関心の高いドメインを見つけて、別の会社で新しい挑戦をするかもしれません。こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、難しくて楽しい課題ややり遂げたいことがある限りタイミーを成長させていきたいと思っています(笑)。

また、チームとしては、CRMツールの刷新やバナー配信機能の実装などを行い「武器」が出揃ったフェーズです。やっと数字を見ながら試行錯誤できる状態になり、KPIの設定や具体的な議論をしていけるようになりました。

今後、もっとタイミーを「当たり前」にするために、ユーザー数を伸ばす取り組みなどに挑戦していきたいと思っています。


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(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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