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【タイミーのフルリモート通信記】データアナリストのマネージャーが語る軽量コミュニケーションで期待値を合わせる重要性

タイミーはミッションである「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」を実現するために、従業員にも働く中での選択肢を最大化することを目指しています。
その一環としてタイミーの開発組織ではフルリモートという働き方を推進しています。
このシリーズではフルリモートにおけるマネジメントの流儀や働く環境へのこだわりなど様々な角度で様々な人にインタビューしていきます。

今回はデータアナリティクス部のマネージャーである木村さんに、フルリモート組織におけるマネジメントについてインタビューをしました。

※本記事の内容は2024年9月公開時点のものです。


プロフィール

木村 剛継(Takahide Kimura)
東京大学大学院卒業後、ベンチャーキャピタルに入社。その後、大手IT企業への転職を機にデータアナリストのキャリアをスタートする。ゲーム業界・CtoCサービスのデータ分析を経験し、2022年10月にタイミーへ入社。データアナリティクス部でプロダクト開発に関するデータ分析に従事している。

フルリモートのマネジメント

ーー今回は、リモートにおけるマネジメントのコツやチームビルディングについて伺いたいと思いますが、その前にデータアナリティクス部の組織や業務について教えてください

データアナリティクス部は「「働く」を科学でhackする 」をミッションに、プロダクト、マーケティングやセールスなど幅広い組織に寄り添い、定量/定性のデータから得られたインサイトをもとに、意思決定の支援・推進を行っています。

組織構成としては、「プロダクトアナリティクス」と、「ビジネス&マーケティングアナリティクス」という2つのグループに分かれていて、私はプロダクトアナリティクスグループのマネージャーを務めています。

  • プロダクトの戦略や機能開発に関わる分析に携わるプロダクトアナリティクスグループ

  • マーケティングと事業活動に関わる分析に携わるビジネス&マーケティングアナリティクスグループ

ーーでは、本題です。フルリモートにおけるマネジメントで意識している点などはありますか?

フルリモートで業務を行う上で重要なのはコミュニケーションの量だと考えています。データアナリティクス部のコミュニケーションの機会は大きく4つあります。

1つ目は朝会です。データアナリティクス部全員が参加するミーティングで、毎朝30分実施しています。業務の進捗や、タスクの割り振りの確認、各種相談をクイックに行う場になっています。

2つ目が1 on 1で、各メンバーとマネージャーが週次で30分実施しています。朝会と比べてより細かい、業務に関する相談や日々のお困りごとなどを幅広く共有、相談する場になっています。

3つ目が各グループの定例で、各メンバーが行っている分析テーマの共有や、分析を進める上で必要な情報共有を行う場になっています。また、振り返りミーティングを隔週で設けていて、OKRの進捗確認や日々の分析プロセスの改善を行っています。

4つ目がデータアナリティクス部全体の分析共有会で、毎月1回各グループのメンバーが集まり、グループごとの知見を共有しています。組織が大きくなると、グループごとのナレッジが分断されがちなので、こうした場の意義は大きいと考えます。

これらはいずれも、どの企業でも行われているものと思いますが、短い時間でも機会を持つことが大切だと思います。個人的には、Slackなど非同期のコミュニケーションで完結しそうな内容でも、最初は意識的に1 on 1ですり合わせを行うようにしています。

オンボーディングのコミュニケーション

ーー個別に見ると一般的な取り組みではありますが、しっかりとコミュニケーションが設計されていると感じました。オンボーディングについては如何でしょうか?

新たに入社された方に関しては、特に密にコミュニケーションをとるようにしています。全社のオンボーディングとは別に、入社後2週間は、メンターが毎日1 on 1を行っています。それとは別にマネージャーや部長とは週次で1 on 1を行っていて、オンボーディング期間はコミュニケーションの頻度を高めることを意識しています。

評価の仕方

ーーリモート組織では評価が難しい、という声をよく聞きますが何かそれに対して工夫している点はありますか?

評価においてもコミュニケーションの頻度が重要だと考えています。評価で重要なことは、メンバーの期待値と評価結果の乖離を少なくすることだと考えていて、コミュニケーションの頻度が多いほど、そうした乖離も小さくなると感じています。特に、毎週の1 on 1と、毎月実施しているメンバーとの振り返りが、こうした乖離の軽減に役立っていると感じています。

シンプルですが、頻繁に話す、ということが地味ながら強力です。

ーー1on1などを活用したコミュニケーション量を大事にされているのがよく伝わります。その1on1そのもので工夫している点はありますか?

1 on 1では、クローズドな内容でも気軽に話せるようにGoogle Docsを利用しています。タイミーではあらゆるドキュメントがNotionに集約されているのですが、敢えて1 on 1だけはDocsを利用しています。タイミーにおけるNotionの活用の仕方が、全体共通のものというイメージがあるので、Docsを活用することでメンバーがマネージャーに対して話しやすい場になっているのでは、と考えています。

アナリストにとって魅力的な環境

ーー最後にデータアナリストにとってタイミーの面白さについて教えてください!

タイミーの魅力は本当にたくさんあります。
まず、データの多様性と豊富さが挙げられます。働くという一見シンプルな行為の裏側には、実に様々なデータが存在していて、使い方次第で無限の可能性があります。市場自体に大きな成長の可能性があり、データを活用してインパクトを出す機会も更に拡大していくと考えています。

また、経営陣が定量、定性含めたデータの価値を重視していることが大きいです。データアナリストにとって、分析で得られたインサイトが実際の業務に反映され、価値を届けられることが非常に重要ですが、全社的にデータ活用が大切にされているため、データアナリストと経営陣、現場とのコミュニケーションが円滑に進められています。アナリストとして非常に働きやすい環境だと思います。

とはいえ、社内でもアナリストの力を提供しきれていない部分もまだまだあるので、これからもデータの力で貢献していきたいと思います。

ーーありがとうございました!

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(取材構成編集・文:かわまた)

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