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技術への理解がある組織が魅力。「バトンツナギ」で将来を見据えた開発を目指す

「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」をミッションに掲げ、急成長するタイミー。事業成長に合わせて、プロダクト開発組織も進化を続けています。

今回は「技術への理解があり、エンジニアリングに力を入れているところが魅力でタイミーに入社しました」と話すバックエンドエンジニアの柴田 瞬さんにお話を聞きました。

※本記事の内容は2024年1月公開時点のものです。


プロフィール

柴田 瞬(Shun Shibata)
大学院卒業後、ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)に入社。広告プラットフォーム事業にて開発・保守業務の経験を積む。その後、ヤマト運輸株式会社に入社し、主に研究開発を補助するWebアプリケーション開発に従事。2023年6月タイミーに入社し、バックエンドエンジニアとして活躍中

組織の変化を感じながら、エンジニアリングと向き合えるタイミーに入社

ーー本日はよろしくお願いします!柴田さんは大学時代、情報系の学部に通っていたんですよね。将来を見据えての進路選択だったのでしょうか?

全然将来のことまでは考えきれていなかったですね。学部を選んだ理由は「なんとなく」というのが正直なところで……。最終的には「人工知能を学んでみたい」という興味が決め手になって、情報学部へ進むことになったんです。

そんな感じだったので、入学当初はプログラミング自体にそこまでの興味はなくて、なかなか苦労しました。しかし、学ぶうちにどんどんその面白さに惹かれていって、大学院では機械学習を用いた「トマトの自動栽培」の研究をしていたんです。無事にプログラミングも好きになりましたよ(笑)。

ーーそれは良かったです(笑)。大学院卒業後はどのようなキャリアを歩み始めたのでしょうか?

初めての就職活動の際には、大学・大学院で学んだ機械学習やデータ分析の知識をそのまま活かせたらいいなと思っていたんです。「豊富なデータを持っている企業がいいんだろうな」と考えた時に出会ったのが、ヤフー株式会社でした。

選考を通して、会社の雰囲気も自分に合うんじゃないかと感じて、ファーストキャリアは「ここでやってみよう」と決めました。

入社後は、広告プラットフォーム事業に配属されて、バックエンドエンジニアのロールを担当。主に広告主向けのレポートを作成するための開発や保守運用をしていました。そして、約3年間の在籍を経て、もっと実装経験を積むためにヤマト運輸株式会社に転職したんです。

ーーエンジニアとして転職したんですよね?あまり開発のイメージがないのですが……。

そうですよね。私も知人から研究開発部門の誘いを受けるまでは、開発のイメージはありませんでした。転職の報告をした時には、親からも「配達するの?」と言われたほどです(笑)。

実際には、研究開発者を補助するツールを作ったり、PoC(概念実証)のためのアプリケーション開発を手がけたりと、さまざまな実装経験を積める環境でした。

徐々に自分で調べたり、学習したりという習慣が身について、技術への関心が高くなっていったのもこの時期でしたね。自分で手を動かして実装する機会が増えた分「この技術ってどうなっているんだろう」「もっと良い実装方法はないかな」と気になることが増えていったのを覚えています。

ーー2社の経験を経て、タイミーに入社することになった経緯を教えてください。

これまでいわゆる大企業の中で働いていたので、一度はスタートアップやベンチャーと呼ばれるフェーズの組織で働いてみたいという思いがありました。

そんな時に転職先の候補として思い浮かんだのがタイミーだったんです。以前、私がよく聴いていたポッドキャストにCTOのkameikeさんがゲスト出演していたことがあって、その時にお話されていた「理想の組織像」が印象に残っていました。
タイミーは成長著しく、組織的な移り変わりも大きなフェーズ。加えて、技術への理解もあり、エンジニアリングにもかなり力を入れているので、そういう組織で挑戦できるのは面白そうだと入社を決めました。

事業とともにプロダクトも成長する。成長企業ならではの大変さが楽しい

ーータイミー入社後のお仕事について教えてください。

主にスキマバイトアプリ「タイミー」の請求・支払いまわりのバックエンド開発を担当しています。
たとえば、タイミーが立て替えたワーカー様への報酬を事業者様に請求したり、ワーカー様が振込申請した際の振り込み処理だったりをなめらかにするような機能開発ですね。

直近では、インボイス制度の導入に伴って請求書フォームや税額の計算方法の変更をシステムに反映させるようなプロジェクトに参加していました。

ーー柴田さんはいわゆるHR領域の事業に関わるのは初めてですよね。戸惑いなどはありませんでしたか?

もともと転職する時には、業界を変えることは織り込み済みだったので、そこまでの戸惑いはありませんでしたね。技術面においてはどの業界でも共通する部分もありますから……。

なので、あえて大変だったことをあげるなら、やはり「ドメイン知識」の獲得だったと思います。先述したプロジェクトでもインボイス制度のことをきちんと理解しないといけませんでした。

加えて、開発チーム内だけで完結できることではなかったので、経理・財務や法務の部門とも細かい部分を確認しながら進める独特の大変さはあったかもしれないですね。

また、会社が急成長しているがゆえの大変さは現在進行形で感じています。システムは事業の成長に合わせて大きくしていかないといけません。私自身、入社してから約半年の間に、ユーザー数の増加を受けての対応を目の当たりにしてきました。それが大変でもあり、楽しくもあるなと感じています。

ーー成長企業ならではのやりがいがあるんですね。仕事をする上で大切にされているポリシーなどあれば教えていただきたいです。

そんなに大それたポリシーはないのですが、開発の文脈においては「次に使う人が使いやすいように」というのは意識しています。

たとえば、自分が書いたコードにコメントを残したり、簡単だけど中長期的には微妙な案は選択しないようにしたり。少し時間はかかってでも「将来的に良い設計」を選ぶようにしていますね。

これはヤフー時代によく「システムは自分よりも長く生き続けるから、自分がいなくなっても保守をしやすい設計にしよう」と言われていたことから芽生えた意識です。

自分よりも長生きというと大げさなんですけど、要は自分がその組織を去ったり、ポジションを離れたりした後に新しくシステムを任された人にもやさしい設計をしましょうということですね。

タイミーの「バトンツナギ」というバリューにも通じるものがあるなと感じています。

良い仲間が集まるタイミーで“今日”の自分を成長させたい

ーー柴田さんが感じているタイミーの魅力を教えてください。

あげ出したらキリがないのですが、やはり「人」が一番の魅力ですね。
選考の段階でしっかり候補者とコミュニケーションを取っているので、技術力の高さや豊富な経験を持つエンジニアが多く入社されています。

みなさん技術面の能力が高いのですが、とはいえ「尖りすぎていて接しにくい」ということは全然なくて、フラットで接しやすい方々ばかりです。他者を気にかけられる人が多いのは大きな魅力だと思いますね。

あとは、組織がどんどんバージョンアップされているのも良いところです。kameikeさんを中心にプロダクト開発組織は、人やプロダクトの状況に合わせて柔軟に組織を変えていっているので、それが心地よいというか……。すでに成熟した組織だと、変えたくても変えられないという状況もある中で、タイミーではそういう「もやもや」を感じていないです。

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

チームとしての目標は今まさに「チームの存在意義」を決めようとしている段階です。なので、乞うご期待というのが正直なところですね(笑)。

プロダクトオーナーを中心にプロダクトゴールは定めているので、まずは一つひとつの機能開発に向き合っていくことになると思います。

「個人の目標は?」と言われると、それもまた明確なものはなくて、私自身が気まぐれな性格なのもあって、あえて考えないようにしています。
それでも決めているのは「昨日の自分よりも今日の自分は成長しているようにしよう」ということです。

他の職種の方もそうだと思いますが、エンジニアの仕事は積み重ねが大切。日々、新しい知識をどれだけ習得して、自分の中に定着させるかによって生産性が変わってきます。

昨日学んだことをきちんと定着させようと意識しているので、ある意味「毎日の目標」はありますね。


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(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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