RubyKaigi2023参加レポート
こんにちは。DevEnable室の吉野高一(@tkkz1009)です。
5/11-13にかけて実施されたRubyKaigi2023のレポートについてお届けしたいと思います。
昨年はスポンサードのみに留まりましたが、今年はブース出展することができました。昨年は他のメンバーが参加してくれており「来年こそは」と言っていたので実現できて本当に良かったです。
事前準備
5/10からブース設営のため、松本入りしました!
ブース出展自体も初めてでしたが、なんとか設営完了
当日(5/11-13)どんな感じだった?
今年は1200人ほどが参加されていたということで、初日から多くの人がいらっしゃっていたと思います。例年はわからないのですが、海外からの参加者も多くいらっしゃいました。
day2からはスタンプラリーも開始され、あらためてブースに寄ってくださる方も多かったです。
タイミーの企画
詳しくは以前のnoteに書いてありますが、ブースでは、「オライリー書籍キャンペーン」と「タイミーキャラを探せ」をさせていただきました!
「オライリー書籍キャンペーン」は、多くの方に挑戦いただき、以下の結果でした!ご応募ありがとうございました!!
「タイミーキャラを探せ」は、会場各地でタイミーキャラを肩乗せしているメンバーを見つけてチケットをゲットすると、ブースにてレアノベルティと交換させていただくという企画でしたが、多くの方にチャレンジしていただけました。中には、ブースで「肩乗せしている社員はどこにいるの?」と質問いただくこともありました
ノベルティ
今回はノベルティとして、カレーとストレスボールを用意しました。想像以上に反響をいただき、day2にはほとんど配布終了してしまう勢いでした。
隣のブースがZOZOさんだったのですが、そちらはお米がノベルティでしたので、2つ合わせてカレーライスという奇跡のコラボも実現していました。
後日、Twitterで写真をアップしていただいたりして大変ありがたいです。
エンジニアから見たRubyKaigi
一緒に参加したエンジニアからRubyKaigiのレポもさせていただきます。
勉強になった・面白かったセッション
Make Regexp#match much faster
Rubyの正規表現で起きうるDos(= ReDoS)に対して警鐘を鳴らしつつ、どうやれば未然に防げるのか?ということをコードを用いながら説明されて勉強になりました。
セッションでは「メモ化による最適化」というアプローチでパフォーマンス向上をした事例が説明されていました。
またCloudflareでもReDoSによって障害に発展していた事実があり、他人事ではないなと思いました。
(by edy)
Multiverse Ruby
Rubyには名前空間みたいなものが無いんですが、そこをオートローダーを使ってなんとかしようとする野心的な試みで非常に興味深かったです。
(by sugai)
Implementing "++" operator, stepping into parse.y
Rubyには `++` オペレータがないので実装してみよう、という楽しいセッション。発表者の方の試行錯誤を追体験しながらRubyの仕組みにも詳しくなれる良い内容でした。(by sugai)
個人的に一番面白かったセッションです。最初は比較的理解しやすい内容から始まり、だんだんと Ruby の深淵に近づいていくのが楽しかったです。(by shintani)
Ruby JIT Hacking Guide
Ruby で実装されている JIT コンパイラの RJIT の挙動を書き換えて JIT への理解を深めようというセッションです。発表を聞くだけできちんと理解するのは難しかったですが、 k0kubun/ruby-jit-challenge に取り組めば JIT への理解が深まりそうという手応えがありました。x86_64-linux 環境が要求されるので、どうやって取り組むかは考え中です…
(by shintani)
ブース運営に参加してみた感想
ブースのおかげで参加されていたエンジニアの方とお話する機会がたくさんあり、それがシンプルに良かったです。話しかけてくださった方々ありがとうございます。
タイミーのマスコットキャラクター(名前はまだない)の圧倒的な人気を実感しました。
昨年も参加したのですがブースは無く、今年はRubyKaigiでブースを出すのは初でしょうか? 今年はセッションが終わったときや休憩時間に帰る場所があって3日間楽しく参加できました。
(by sugai)前職でもブース運営に関わっていましたが、やはりブース運営は良いですね。自分は知らない人に話しかけるのが得意なタイプではないので、ブースという大義名分があると話しかけやすく色々な話ができると感じています。(by shintani)
その他全体を通しての感想など
特に印象的だったのは、Day2終了後にバーでShopifyのエンジニアの方々に開発の話を色々伺えたことですね。セッションだけでなく、普段は聞けない話ができるのがRubyKaigiの醍醐味だなというのを実感しました。(by sugai)
RubyKaigi は例年英語での発表がありますが、今年は日本語話者も英語で発表するなど英語での発表がいつもよりも多かったような気がしています。英語を勉強しないとなと思いました。(by shintani)
今後について
来年は沖縄ということで、次も是非参加できたらなと思います。
ブース出展は初めての経験で、ハプニングや課題も多くあったため、それら含めた振り返りを通じて、次に繋げていきたいと思います。
5/25にはRubyコミッターをお迎えしてイベントも行いますのでこちらも興味ありましたらご参加ください。