【入社エントリ】これまでのキャリアを糧に。デザインの力で挑む「時間を価値に変える」サービス作り
はじめまして、宮島です。2023年1月にUIデザイナーとしてタイミーに入社しました。今は尼崎市からフルリモートで働いています。
入社半年が経過しタイミーの仕事や環境にも慣れてきたので、自己紹介をかねて自分のキャリアを振り返ってみたいと思います。この記事を通して、タイミーの魅力が伝われば幸いです。
プロフィール
運動量の低下が喫緊の課題です。意識的に近所の公園まで散策しています(散策がてら地域猫の写真を撮ったりします)。健やかにタイミーの仕事を楽しみたいです。
専門学校卒業以来、ずっとデザイナー。“奥が深い”デザインの道
まずは「宮島はどんなことができる人か」を知っていただくために、これまでの経歴を紹介したいと思います。私はこれまで一貫してデザイナーのキャリアを歩んできました。
「ゲーム業界に入りたい」という思いから専門学校でイラストレーションを専攻。次第にイラストに限らず、幅広くデザインできる分野に興味を持ち始めて、グラフィックデザイナーを目指すようになりました。
私が学生だった1990年代はPCで印刷物をデザイン・制作するDTPが普及し始めた頃。さらにMacの登場もあり、元々は手作業でやっていた製版や印刷もMac上のデータからできるようになりました。
インターンの流れでそのまま就職したデザイン事務所でも専門学校や医療向けのパンフレット・DMなどのDTPデザインが中心でした。今とは違って、Webデザインはメジャーではなく、触れることはほとんどなかった時代です。
思い描いた通りの仕事に取り組めた一方で、紙媒体以外のデザインにも関心が高まり、次のキャリアでは、かつて目指していたゲーム業界を選択しました。
同社では、主にコンシューマーゲーム内の画面デザイン・ムービーの編集やパッケージ・取扱説明書のデザインを担当しました。当時は画面デザインに際して「UI」という言葉こそ使っていませんでしたが、現在担っているUIデザインに近しい業務だったと思います。メモリ量に合わせてデータを軽量化したり、ブラウン管テレビの仕様に配慮したりと、比較的緻密な作業の経験も積めました。
私の経歴の中でもっとも長く勤務したのは、3社目の「パソコン周辺機器・家電メーカー」です。
まさに「デザイン組織が出来立て」という会社で、ブランディングデザイナーとして商品のパッケージデザインの他、テレビ視聴・録画アプリや組み込み機器のUIデザイナーとしての業務も担当しました。
大手コンピュータ通信系企業、カメラ・OA機器メーカーの製品にもプリインストールされるようなアプリ開発にも携わっており「自分が携わった製品が全世界に普及している」というのは大きなやりがいでしたし、ユーザーの体験に向き合う機会に恵まれた環境でした。
ゲーム開発とメーカー勤務を経て、グラフィックデザイナーからUIデザイナーへキャリアチェンジ。この変遷は、私のキャリアにおけるターニングポイントになりました。
そんな中、次に経験したいと思ったのが「SaaSアプリのデザイン」。インターネット広告代理店に入社し、会社初のUIデザイナーとしてWeb解析ツールの開発に携わりました。ヒートマップ・A/Bテストなどのアクセス解析・改善ツールなどのUIデザイン、テクニカルライティング(主には説明書に用いる構成・文章作成)をしたり、一時期は名刺やLPの作成などコーポレート全般のデザインも担当しました。
そして、現在はタイミーのUIデザイナーとして働いている、というのがこれまでの私のキャリアです。
「時間を価値に変える」サービスに魅力を感じた
私がタイミーと出会ったのは、スカウト経由でカジュアル面談のお誘いを受けたのがきっかけでした。当時は「良いお話があれば、転職を検討しよう」くらいの気持ちだったのですが、タイミーの選考がトントン拍子に進み、あっという間に転職を決めていました。
正直、業界が違ったこともあり「あまり知らない会社」というのが最初の印象でしたが、CTOのkameikeさんの人柄が明るくて「この人がCTOなら信用できる」と好感を持ったのも入社の決め手の一つです。
何より「時間を価値に変える」というタイミーのサービス自体が魅力でした。過去に経験したテレビ視聴・録画アプリ開発にも「録画時間の重複」「テレビ番組表のUIデザイン」など、少なからず「時間」を気にするという部分があったので、「時間を扱う」こと自体に面白さを感じたのかもしれません。
また、これから「デザインを整理し、アップデートしていく」というフェーズは、過去に経験もあり、好きなフェーズだったので、即戦力として役に立てるのではないかと思えたのも大きな決め手になりました。
タイミーでは「最低限のデザインルールの中で感覚的に画面を作る」のではなく、より効率良く「設計やUIを深く考えた画面を作る」ことが今後一層求められます。
前職でもデザインのフルリニューアルを経験し、ツールの選定やUIコンポーネントライブラリの作成など、効率的にデザインができる仕組み作りを推進してきました。
エンジニアとコミュニケーションを取りながら、ものづくりを進めるのも好きなので、その点でもタイミーでの仕事と自分の価値観・経験の親和性の高さを感じています。
ドメイン知識の習得が鍵になる。タイミーをより快適にする取り組み
現在は「On-Demand Employment」チームに所属し、タイミーをより快適なサービスにするためのリニューアル作業に注力しています。
タイミーでは、少しずつ事業者側の管理画面のSPA化を進めてきましたが、私が入社した時点では求人作成・編集の画面のリニューアルは残っている状態でした。これらのリニューアルを完遂して一貫性のあるサービスに導く作業もいよいよ大詰めです。
労働基準法などの法律やスポットワークという働き方についてのドメイン知識が「ほぼゼロ」という中からスタートしましたが、さまざまな調査をしながら「よりわかりやすく」「誤解を招かない」サービスに改良していく取り組みは、難しいながら面白いと感じています。
「タイミーのここが良い」おすすめしたい4つのポイント
入社前からサービスの面白さやメンバーの人柄に魅力を感じていましたが、あらためて実感している魅力についてもお伝えしたいと思います。
魅力① フィードバックに学びが多い
タイミーはたくさんの人に利用していただいているサービスです。SNSなどから得られるユーザーの反応や要望には大きな学びがあります。定期的なユーザーインタビューもあり、ユーザーの生の声が届きやすい恵まれた環境です。
魅力② 各分野のプロフェッショナルと働ける
タイミーのサービス作りには、高い専門性を持つメンバーが関わっています。プロダクトオーナーやスクラムマスター、データアナリストなど各分野のプロフェッショナルとMTGの場で意見交換するだけでも多くの学びがあります。
これまでの職場には、タイミーほど多様な職種は存在していませんでした。専門の職域ごとに「ものの見方」や「仕事の進め方」に違いがあるものなんだと日々勉強になっています。
さまざまな視点から寄せられた意見からきちんとしたプロセスが生まれ、改善を回していく動きが活発なので、納得感を持って仕事を進めやすい職場です。
魅力③ 定性・定量の両面から課題の発見や調査実施の基盤が整っている
前述した通り、タイミーではユーザーインタビューなどからフィードバックを得るなど、さまざまな観点で情報を収集し、データを計測・分析をしています。
打ち出した施策に対して、数字にどのような影響があったのか。日々の変化はどうか。そういったところを総合的に見ながら、課題の発見〜改善のプロセスを回しています。
魅力④ フルリモートでもコミュニケーションもデスク環境も◎
きちんとコミュニケーションを取れるのは「リモートワーク」には欠かせない環境です。
前職でもリモートワークをしていましたが「コミュニケーションをより良くするためのチームビルディング」は、タイミーで初めて経験しました。日頃からSlackで交わされている会話も明るい雰囲気で元気がもらえています。
また、プロダクト本部では「リモートHQ」を導入しています。個人が費用を負担することなく、在宅環境を整えられるのは非常にありがたいです。私も購入するにはちょっと勇気が出る価格の「ディスプレイ」を選んで、業務に活用させてもらっています。
タイミーに関わるすべてのステークホルダーの時間を豊かに
最後は、今後の目標で本記事を締めくくりたいと思います。
端的に言うと、タイミーの取り扱うドメインの知識をより深めて、UIデザインなどの表層的な部分にとどまらない「広義のデザイン」の面からタイミーに関わるすべてのステークホルダーの時間を豊かにするサービス・プロダクトを作っていきたいです。
直近は事業者側の管理画面のリニューアルといったOn-Demand Employmentチームの仕事に軸足を置きつつ、デザインチームの取り組みとして「デザインのスタイル整備」や「ユビキタス言語(タイミーとして統一して使うべき表現)の整備」などの見直しや拡充にも努めていきたいと思っています。
※本記事に記載の所属を含む内容等は、公開時点のものです。