みんなでやるから面白い。チームで挑む“オールスクラム”なものづくり
タイミーのプロダクト本部では、プロジェクトごとに「タイミーをより良くする」ためのさまざまな取り組みを行っています。
今回は「チーム一丸となって開発ができるのがタイミーの魅力」と話す藤村広人さんこと、トーヒロさんにお話を聞きました。さまざまなキャリアの変遷を歩んできたトーヒロさんに、これまでのキャリアや仕事のやりがいを教えてもらいます。
※本記事の内容は2023年8月公開時点のものです。
プロフィール
音楽からITの世界へ。興味にある分野を追求してきた
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、タイミー入社までのキャリアについて教えてください。
実は学生の時はミュージシャンになりたくて、音楽の専門学校でベースや音楽理論を学びました。
無事に卒業はしたもののすんなりミュージシャンになれるという世界でもありません。しばらくはバイトとバンド活動に明け暮れる日々でした。
正直、若い頃はそれでもいいかなと思っていたのですが、親を安心させたい気持ちもあってライブハウスに就職。音響の仕事をしながら、店のWebページを作ったりしていました。
その後、音楽の世界を離れて、ITアウトソーシングサービスを提供する企業のカスタマーサポート(以下、CS)職へ。某有名デジタル機器製品のオペレーター業務から始まり、品質管理やリーダー・マネジメント業務などを担うようになりました。
そして、前職のメルカリでは、CSの部署にリーダー職として入社。後にCS内の内製ツール、自動化ツールの開発を経験しました。ここまでがタイミー入社までの経歴ですね。
ーーさまざまなお仕事を経験してきたんですね。トーヒロさんにとってターニングポイントになった出来事はありましたか?
個人的には転機の連続だったのですが、ITアウトソーシングの会社で経験した出来事が大きかったですね。先ほどお話した通り、オペレーターからスタートしたのですが、ある時「社内で使うツールを内製で作って、課題解決をしよう」というプロジェクトが走り出したんです。
私もツール開発チームに抜擢され、本格的にPHP、jQuery、MySQL、JavaScriptなどを学び始めたことがエンジニアのキャリアに踏み出すきっかけになりました。
また、拠点を移して働き方が変わったという観点だと、メルカリへの入社も転機と言えますね。私は京都出身で、ずっと大阪・奈良などの関西圏で仕事をしてきました。
「ベンチャーで働いてみたい」と一念発起して、メルカリに入社するために家族総出で東京進出。さらに2020年以降は、フルリモートワークで働くようになり、ガラリと生活習慣も変わりました。家族と過ごす時間も増えて、前の生活にはもう戻れないかもしれません(笑)。
ーータイミーにはリファラルで入社されたんですよね。入社の決め手はなんだったのでしょうか?
そうなんですよ。前々職、前職と一緒だった方がタイミーで働いていて、声をかけてもらったんです。
当時はそこまで「転職したい」という意欲があったわけではないのですが、話を聞いてみると「新しいことに挑戦しているんだな」「上長の方も話しやすい雰囲気だな」という印象があって、成長段階の会社に入るのも面白そうだと感じました。
組織が成熟していると、意見を言ったとしても「そういうものだから」となってしまうこともあると思うんです。「そういうもの」になっている背景がわからないから意見を出しづらいというか……。成長段階の会社で、自分と組織の成長をリンクさせられたらモチベーションになると考えて、タイミーへの入社を決めました。
何より「みんなで一緒にやろう」というチーム感に惹かれましたね。
CSからプロダクトへ異動。橋渡しができるエンジニアへ
ーータイミーに入社した当初はCS部門でお仕事をされていましたよね。
そうです。CSの自動化担当として、GASを用いてスプレッドシートを自動化するなど、プログラミングのスキルを活かして、CSの業務効率を上げる仕事をしていました。
とはいえ、ずっとGASばかり書いているわけにもいかないという思いも芽生えて……。そんな時にCTOのkameikeさんから「ものづくりがしたくてスキルもあるならプロダクト本部に来ませんか?」と誘ってもらったんです。
嬉しいお誘いだったんですけど、正直迷いました。
ーー迷ったんですね。
自分の今後のキャリアを考えると良い話なんですけど、もともとCS部門から「こういうことをやってほしい」と言われて入社したので、裏切る感じにならないかなと思ってしまったんですよね。
その話が出たのも入社3か月くらいの時のことだったので「早すぎるかも」といろいろ考えました。ですが、そこは上長と相談して「いいんじゃない」と背中を押してくれたので、異動しようと決意できましたね。
ーー異動後はどんなお仕事をされているんですか?
主にフロントエンド開発を担当しています。
異動直後の2月から古い技術で作られていた「事業者向け管理画面の求人作成ページ」を新しい技術へ移行するプロジェクトに途中参画して、6月末に一区切りをつけることができました。
こういったプロジェクトを経験するのは初めてでしたが、チーム一丸となって新しい技術への移行に取り組んで完遂できたのは良い経験でしたね。
現在はフロントエンドエンジニアとデザイナーで新しいチームを編成して、プロジェクトの残りのタスクを解消しながら、管理画面の開発がしやすい状況を作り出す活動を続けています。
ーーCS部門での仕事が開発業務に活きたことがあれば教えてください。
CSの要望を開発側に橋渡しするような動きはできたかもしれないですね。
管理画面の仕様などが変わると、事業者様からCSに使い方も含めてお問い合わせいただくことがあります。
その問い合わせに対応するために、CSから開発に要望が上がるのですが、CSの業務を理解していないと「なんでそれをやってほしいのか」「やることのメリットは何か」というのが汲み取れない場合も少なくありません。
また、開発側からしても「簡単そうに見えるけど、その実装は難しい……」というのも結構あるんです。そこを「おそらくCSはこういうことを懸念しているんじゃないか」と要望の理由を推定するなど、いわゆる通訳的な役割を果たすこともありました。
あとは、CSがよく見ているSlackチャンネルを知っていたことも役に立ちましたね。たとえば、CSが障害をキャッチした時にやりとりするチャンネルがあるのですが、プロダクトのメンバーには認知されていなくて……。このチャンネルをウォッチして、プロダクト側も障害に対する情報を拾いに行くようになりました。今後もこういう動きはしていきたいと思いますね。
チームで一つのものを作れる魅力
ーータイミーの魅力を教えてください。
一つ目は、入社の決め手にもなった「チーム感」ですね。チームで一つのものを作るという活動ができるのは良いところだなと思います。
とくにプロダクト本部では「心理的安全性」を大切にしているのも印象的です。「意見を言い合っていこう」というのはすごく言ってくれて、発言を変な目で見られたり、否定されたりといったことがありません。とはいえ、私も「こんな些細なことまで聞いていいのかな」と二の足を踏んでいたことはあるんですよね。
いわゆるプロダクトの振る舞いなど、細かいことを聞いて場の空気を悪くしちゃうんじゃないかと……。でも、思い切って聞いてみると、みんな相談に乗ってくれて「トーヒロさんがわからないなら勉強会を開きましょうか」みたいな感じで時間を取ってくれました。
新しいことを決める時もメンバー全員で話し合ってスピーディーに意思決定できるので、働きやすいというか、居心地が良いですね。
二つ目は、やはりリモートワークができることです。生活もリモートワークを基準に変わり、自分の中で譲れないものになりました。チームのメンバーも関西や北海道など、首都圏外に住んでいるので、オンラインコミュニケーションも当たり前。リモートワークで言われるようなコミュニケーション面の不自由さもないのが魅力ですね。
自身のスキルアップで「タイミー」へ貢献したい
ーー今後の目標を教えてください。
現状では、タイミーの管理画面の部分しかほぼ触っていないので、いずれは「タイミーのWebフロントを全部できるようになりたい」というのが目先の目標です。
ゆくゆくは、タイミーのフロントエンド側を網羅して、徐々にバックエンド側へも挑戦していきたいと思っています。自分が実際にバックエンド開発できるようになるという選択肢もあるでしょうし、少なくとも知識があれば、職能関係なく自分の意見を出せるようになるのかなと。それがより良いサービス作りへの貢献につながれば嬉しいです。
ーー最後に、採用メッセージをお願いします!
タイミーは「やっていき」のバリューにもある通り、新しいチャレンジを後押ししてくれる文化があります。新人やベテランに関係なく、みんな話を聞いてくれるので「新しいことをしたい」「自分の意見を反映したものづくりがしたい」という人には面白い会社だと思います。
あとは、私のようにリモートワークで効率良く働きたい人にもおすすめです。「タイミーはどんな会社か」気になる方はぜひカジュアル面談にお越しください!
お話できることを楽しみにしています
ご興味を持っていただけた方はぜひ面談にお申し込みください。いますぐの転職を考えていなくても大丈夫です!ぜひ、カジュアルにお話ししましょう。
(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)