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誰もが安心して使える「タイミー」を目指して。ユーザー行動を追究し、アプリを改善する仕事

「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」をミッションに掲げるタイミー。時間や場所に制約されない自由な働き方を提供しています。

今回インタビューしたのはiOSアプリエンジニアの前田 直哉さん。タイミーの魅力や今後の目標について話を聞きました。

※本記事の内容は2024年6月公開時点のものです。


プロフィール

前田 直哉(Naoya Maeda)
大手電機メーカーに新卒入社し、教育機器の開発部門にて仕様設計やプロジェクト全体管理を担当。個人開発でiOSアプリ開発のスキルを磨く中、社内異動にて自社ブランド時計の専用アプリ開発プロジェクトにソフトウェアエンジニアとして参画。2023年12月タイミーのiOSアプリエンジニアとして入社。ユーザーが安心して使えるアプリ開発を目指して奮闘中。

タイミーを通じて「人生を変える体験」を増やしたいと入社を決意

ーー本日はよろしくお願いします!まずはタイミー入社前のお仕事について教えてください。

私は新卒で大手電機メーカーに就職しました。入社理由の一つには「デジタルカメラの開発に関わりたい」という想いがあったのですが、最初の配属先は教育機器を扱う部門。約7年間、仕様設計やプロジェクトの進行管理、ステークホルダーとの折衝など、製品をリリースするまでの全体管理を担当しました。

その後、自社ブランド時計向けに専用アプリを開発するというプロジェクトが始まったことを機に異動。ソフトウェアエンジニアとしてスマートフォンアプリ開発に従事したのち、タイミーへの入社となりました。

ーー前田さんは前職時代から個人でカメラアプリなどの開発を行っていましたよね。

そうですね。本業以外の時間はすべて個人開発に割くくらいのめり込んでいました。先ほどお話しした通り、もともとはデジタルカメラに関わりたいと思って入社したのもあって、希望の配属先に行けなかったことが結構ショックだったんです。

そんな中、たまたま立ち寄った書店でiOSアプリを取り上げた本を見つけました。本の中で紹介されていたカメラアプリのサンプル例を見て「自分でつくってみよう」と考えたのが個人開発を始めたきっかけです。配属先が希望通りだったらここまでやっていなかったかもしれないので、逆に最初から希望通りにいかなくてよかったのかもしれないですね(笑)。

ーー開発したカメラアプリは今も保守し続けていますよね。本当にアプリ開発がお好きな印象を受けます。

そうですね。最初の頃は辛辣なレビューのコメントに落ち込むこともありました。でも、そんな中でも続けていくと「自分が気づかないところを指摘してもらえている」という考えに変わっていって、ユーザーの声を聞くこと自体が楽しくなっていったんです。ダウンロード数が増えたことも自信につながり、今日まで続けてこれたのかなと思います。

ーー今回タイミーに入社した決め手を教えてください。そもそもタイミーのことは転職活動前から知っていたのでしょうか?

もちろん知っていました。それこそ自分のつくったアプリのランキングを見たり、新しい技術が他のアプリでどう使われているかを学んだりするために「App Store」を眺めに行くと、必ずと言っていいほど「タイミー」を見かけます。常にランキングの上位にあって「すごいアプリだな」というのは転職前から思っていました。

今回の転職活動では「何をつくっているのか」を重要視していたのですが、そこにタイミーの「人生を変えるような体験を増やせる可能性がある」というところがハマりましたね。私自身、ファーストキャリアでは明確なビジョンがないまま「大企業に就職しておこう」という気持ちがあったと思います。そんな中でたまたまiPhoneアプリに出会い、人生が大きく変わりました。

タイミーにも「サービスを通じて人生を変えた人」がたくさんいる。それが良いなと思いましたし、そういう体験を増やせるプロダクトづくりに関わりたいと入社を決めました。

ユーザーの行動から課題を紐解き、ユーザーが安心して使えるアプリを目指す

ーータイミーに入社してからはどんな仕事をしているのでしょうか?

iOSアプリエンジニアとして、ユーザーにより安心・快適に「タイミー」を使ってもらうための機能開発を担当しています。当たり前ですが、人生を変えられる可能性に満ちたプロダクトであっても「完璧!」「これが完成形!」ということはありません。一つひとつの課題にアプローチしてより良いアプリにしていく活動を行っています。

現在は取り組みたい課題とソリューションが決まり、そのソリューションを具体的にモバイルアプリの仕様に落とし込むための検討を行っているところです。

ーーユーザーの行動分析から担当されていると聞きました。

そうなんです。実際にコードを書くよりも分析する方に時間をかけましたね。過去1年分くらいのユーザーの行動データを一つひとつ目視で確認して、行動のカテゴリ分けとグラフによる見える化を進めました。中には自分の想像の範疇を超えた行動もあり分析も一筋縄ではいかないんですけど、そこに時間をかけるからこそ適切な対策が立てられると思っています。

ーープロダクト改善には分析が欠かせないんですね。前田さんがエンジニアとして大切にしていることを教えてください。

大きく二つあって、一つは「学び続ける姿勢」ですね。仕事を進める上でわからないことに出会ったときには、自分なりに調べて深堀りするようにしています。それを積み重ねることで知識が「その場限り」にならずにエンジニアとして成長できると思うんです。

二つめは、新しい技術にアンテナを張り続けること。iOSの技術やフレームワークは毎年すごい量が出てくるので、それらを「タイミーで活かすには?」を考えるようにしています。個人的にも新しい技術で何かをつくったり技術的な発信をしたりすることが好きなので、仕事にもうまく活かしていきたいですね。

ーー前田さんは定期的に技術ブログの発信などもしていますよね。

そうですね。単純に好きというのもありますし、タイミーの選考中も自分が書いた記事の話題で盛り上がったこともあって技術発信によるポジティブな影響も実感しています。自らの技術や思考を周囲に伝えられる術があることは自分自身の強みになると思って続けていますね。

細やかな心配りをしてくれるメンバーがいるから気持ちよく働ける

ーー前田さんが感じているタイミーの魅力を教えてください。

仕事が進めやすいという感覚がありますね。何事も進むのがスピーディーで、タイミーのバリューの一つにある「やっていき」を日頃から感じています。専任のスクラムマスターを置いてしっかりスクラム開発を進められる体制が整っていることにも驚きました。

何よりタイミーで働いているみんながすごく良い人で大好きです。タイミーには細かい心配りができる人が多いなと感じています。たとえば、開発業務の際にソースコードをGitにあげてコードレビューをしてもらうことがあるんですけど、コメントの最初に「感謝の言葉」が添えられているんですよね。「使いやすくしてもらってありがとうございます。一点だけ気になっているんですけど、ここはどうですか?」といった感じで切り出してくれるので、ストレートに厳しい指摘を受けるよりも気持ちよく仕事ができるんです。

それも特定の誰かだけがやってくれるのではなく「みんな」がそうしてくれるので「なんて良い人たちが集まっている会社なんだ」と感動しています。日頃、わからないことを聞いても噛み砕いて丁寧に教えてくれるので助かっていますね。

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

まずは、タイミーを「誰もが安心して使い続けられるインフラに相応しいプロダクト」に進化させていきたいという想いがあります。今取り組んでいるプロジェクトはもちろん、潜在的・顕在的な課題を一つずつ取り除いていきたいです。

また、エンジニアとしては何かしらの特定領域で「第一人者」になりたいという気持ちがあります。たとえば「iOSの写真・カメラ周り」は自分でも得意としている部分です。その技術に磨きをかけてiOSカメラや写真のことなら私の名前を挙げてもらえるようなエンジニアになりたいと思っています。


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(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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