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安全で使いやすいシステムを目指す。タイミーで挑む人生の可能性を広げるプロダクト開発とは?
「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」をミッションに掲げ、事業を拡大し続けているタイミー。目を輝かせて生きる人々にあふれた社会を実現すべく、日々より良いプロダクトづくりと向き合っています。
今回は、プロダクトマネージャー(以下、PdM)の村岡 拓也さんにインタビュー。これまでのキャリアやタイミーの魅力について話を聞きました。
※本記事の内容は2025年2月公開時点のものです。
プロフィール
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村岡 拓也(Takuya Muraoka)
大学卒業後、人材サービス事業を展開する企業に入社。求人広告の新規開拓営業を経験した後、社内異動にてWebディレクターへ転身。アルバイト向け求人サービスの新規機能開発や分析業務等に携わる。その後、ソーシャルゲームの開発・運営を行うIT企業でのゲームディレクターを経て、古巣の人材サービス企業へ再入社。社内基幹システムのプロダクトマネジメントに従事する。2024年7月からはタイミーのPdMとして活動中。
売る側からつくる側へ。営業で感じたもどかしさをものづくりに活かす
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、村岡さんのこれまでのキャリアを教えてください。
大学卒業後、人材サービス事業を展開する企業の営業職としてキャリアをスタートしました。入社から約2年間、求人広告掲載企業の新規開拓を担当した後、社内異動にてWebディレクターへキャリアチェンジ。自社求人サイトおよびアプリケーションの新規開発や分析・マーケティング業務に携わるようになりました。そして、サービスづくりの仕事内容自体に方向性を見出した頃「自分が好きなものをつくってみよう」と考えて、ソーシャルゲームの運営会社に転職することにしたんです。
しかし、転職先でゲームディレクターとして活動している中、前職でつながりのあった上司から「このポジションが空いたから戻ってこないか」とお声がけいただき、1年後には新卒で入社した企業に戻る決意をしました。
再入社した後、PdMとして社内基幹システムの開発を担当し、2024年7月からはタイミーへ。現在に至ります。
ーーもともとは営業職からキャリアをスタートしたんですね。ものを売る側からつくる側になったきっかけはなんだったのでしょうか?
大きくは二つありました。一つめは、ものづくりの仕事が自分の志向に合うかもしれないと思ったからです。私の学生時代はソーシャルゲームの最盛期。私も友人たちとゲームのまとめサイトなどをつくっていたことがあり、もともと「何かをつくる」ことへの関心を持っていました。
加えて、営業職としてサービスを売る中で「自社にこういうサービスがあれば、もっと顧客を獲得できるのに」「もっと顧客満足度が上がるのに」という想いが芽生えたことが二つめの理由です。営業のもどかしさを開発側に伝えるだけでなく、自分でつくってみたいと考えるようになりました。半ばダメ元で異動希望を出したのですが、たまたまタイミング良く機会を得ることができ「つくる側」のキャリアをスタートさせましたね。
ーー前職でもPdMとして活躍される中、どのような経緯でタイミーへ入社されたんですか?
きっかけとしてはリファラルでしたが、お声がけいただいた時点で明確な転職意欲があったわけではありませんでした。しかし、前職で担っていた大規模なプロジェクトをちょうど完遂したタイミングで「より自分の可能性を広げられる環境があるなら話を聞いてみるか」と面談の時間をいただいたんです。
外から見ている印象だと、タイミーは「スキマバイトのリーディングカンパニー」で組織的にもプロダクト的にも成熟しているイメージを持っていました。しかし、選考の過程で話を聞いてみると、中で働いている人たちは「やりたいことはまだたくさんある」と口を揃えて言っていたんです。
プロダクトの将来性やタイミーがやりたいことに対して自分の経験を活かせる可能性、そして何より今後実現したいビジョンにワクワクしたことが、最終的な入社の決め手になりました。
セキュリティと運用効率のバランスを意識したプロダクト開発
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ーー入社以降、村岡さんが取り組んでいる業務について教えてください。
入社後はサービスや顧客の信頼性に関わる開発を行うチームに所属しています。タイミーの社員が使う管理システムを整備してセキュリティ性を高めるなど、主にインシデントを未然に防ぐことが私たちの役割です。PdMとしてスピード感を持って開発を進めるだけでなく「どうすればタイミーを安心して使ってもらえるか」に注目して、日々活動しています。
また、プロダクトマネジメントのレビュー会に参加することもPdMとしての重要な活動です。普段は別のチームで活動しているPdMや開発に関わるメンバーと情報を共有し、プロダクトマネジメントにおける直近の動きの透明性とアクションの質を高めています。
ーー村岡さんが仕事をする上でとくに意識していることはありますか?
営業経験を活かしたプロダクトマネジメントを意識しています。私にはエンジニア出身のPdMのように豊富な開発知識はありません。しかし、プロダクトを「売る側」の視点を持っていることが強みでもあると思っています。
たとえば、セキュリティを絶対的に強固にしようと思えば、すべての情報への動線を制限することは技術的には可能です。しかし、当然のことながらシステムを使う側にとっては不便になり、営業など事業部側の業務はまわりません。これは極端な例ですが、セキュリティと運用効率のバランスを取り、最適な落としどころを見つけることが大切です。
もちろん「営業」「カスタマーサポート」と職種は一見同じでも担当領域が異なれば、対応内容やシステムの使い方もさまざま。一人ひとりの要望をしっかり聞き取り、情報を適切にまとめていくようにしています。みんながハッピーになれば一番良いですが、現実的には難しいところもあるので、適切な譲歩ラインを決めるのが私の仕事でもありますね。
タイミーを成長させる機能開発にどんどん挑戦したい
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ーー入社後にあらためて感じているタイミーの魅力はありますか?
いろいろあるのですが、大きくは「情報共有の文化」「裁量の大きさ」「人の良さ」に分けられると思います。
タイミーで仕事をしていて助かっているのは、他のPdMからの情報共有やフィードバックです。みなさん、自分の担当範囲に限らず現場からの提案などを高い感度でキャッチアップし、他の領域で役立ちそうならと積極的に共有してくれます。
また、良い意味で「マネジメントされている」感がないところも、仕事のしやすさにつながっています。一定の裁量を持たせてもらえていて、やりたいことに挑戦しやすい環境です。そもそも「何がやりたいのか」を話せる場も週次できちんと設けられているので、窮屈さを感じることなく、主体的に仕事を進められています。いわゆる「言われたものだけをつくる」わけではないので、自分の頭をフル回転させなければいけませんが、個人的にはその大変さも込みで楽しいなと思いますね。
最後は「みんな良い人」ですね(笑)。当たり前のことかもしれませんが、入社以降さまざまな方と交流する中で「この人、苦手だな」と感じたことがありません。業務の中で営業部門の方向けにアンケートのお願いをすることがあるのですが、快く協力してくれます。自分の業務で忙しい中だと思うのですが、嫌な顔一つせずに協力してくれてありがたいですね。
時には業務のこと以外でも気軽にコミュニケーションを取ってくれる方ばかりなので、人間関係を築きやすいのもタイミーの魅力だと思います。
ーー最後に、今後の目標を教えてください!
まず短期的には、サービスや顧客の信頼性を向上させる取り組みを確実に進めることですね。インシデントを未然に防ぐ、予防的なセキュリティ体制の確立を最優先課題として取り組んでいきたいと考えています。
その上で、より深くタイミーのプロダクト開発に関わっていくことが長期的な目標です。現在は前職での社内基幹システム開発の経験を活かし、タイミー社員向けの管理画面の開発をメインに行っていますが、ゆくゆくはワーカー側との接点が大きい部分の開発に挑戦する機会もあるかもしれません。
今後さらなる成長が期待されるスポットワーク市場を盛り上げるためにも、タイミーというプロダクトを大きくしていくための機能開発にはどんどん携わっていきたいです。
この先、タイミーが「はたらく」にとどまらないアプローチで、新しいサービス群を広げていくような未来があったらと思うとワクワクしますし、本当にそういう機会が来れば積極的に携わっていきたいと思いますね。
お話しできることを楽しみにしています!
ご興味を持っていただけた方はぜひ面談にお申し込みください。今すぐの転職を考えていなくても大丈夫です!ぜひ、カジュアルにお話ししましょう。
(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)