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チームで向き合うプロダクトづくり。急成長中の組織で自身も飛躍できるタイミーの魅力

スポットワークという新しい働き方を提供する「タイミー」。事業も急拡大し、人々に身近なサービスとして広まりつつあります。

今回は、バックエンドエンジニアの工藤 祐さんにインタビュー。エンジニアを目指したきっかけやタイミーで働く魅力について詳しく話を聞きました。

※本記事の内容は2024年4月公開時点のものです。


プロフィール

工藤 祐(Tasuku Kudo)
都内の受託開発会社でエンジニアのキャリアをスタートした後、Ruby on Railsを用いた開発業務に従事。複数のシステム開発プロジェクトに参画する。その後、スキルアップを図るためIoT関連機器の研究開発や法人向け入退室管理システムの開発・提供を行う事業会社に転職し、Webエンジニアとして活躍。2023年11月にタイミーへ入社以降は、バックエンドエンジニアとしてサービスの成長に耐えうるシステムの設計・実装に奮闘中。

大学で出会ったR言語をきっかけにエンジニアの道へ

ーー本日はよろしくお願いします!まずは、工藤さんがエンジニアを志すことになったきっかけを教えてください。

大学進学時には将来のことはほとんど考えておらず、なんとなく経済学部経営学科を専攻しました。在学中もエンジニアを志すどころか将来の目標らしい目標もなく「自分の強みはなんなのか」「何がしたいのか」を友人に語れない自分に焦りがあって……。それがコンプレックスでもありました。

そんな時期に出会ったのがR言語を用いた「データ分析学」の授業。マクロ経済学やミクロ経済学を学ぶ延長線上でのデータ分析学の授業でしたが、プログラミングにはR言語以外にも種類があって「どうやらいろいろなことができそうだ」と興味を持ったことがエンジニアを志すきっかけになりました。

簡単なサイトコーディングをしたり、Webアプリを作ってみたりする中で「これは面白いな」と。当時は素人同然でしたが、それでも簡単なものなら作れるという感動と「技術を極めたらどんなすごいシステムが作れるんだろう」というワクワクを感じて、エンジニアの道を進むことに決めました。

ーーエンジニアとしてどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?

エンジニアを目指し始めてからはそこに向かってまっしぐら(笑)。卒業を待たずしてエンジニアになる決意をしました。当時は興味関心のある分野の学びに「フォーカスしたい」という想いが強かったんです。

両親にも自分なりの熱意を伝えて理解を得ながら、小規模なシステム開発会社にインターンとして入社したところからエンジニアのキャリアがスタートしました。入社半年後には正社員として採用いただき、主にRuby on Railsを用いた受託開発を経験。ECサイトや薬品管理システム、RFID(*1)連携したiOSアプリ開発など多種多様なプロジェクトを幅広く担当しました。

約2年半ほど働いた後、よりスキルアップできる環境を目指して転職したのが前職のIT企業。IoT関連機器の研究開発や法人向け入退室管理システムの開発・提供を行う会社のWebエンジニアとして活動することになりました。

Ruby on Railsを用いて入退室管理システムの施解錠ロジックを改修したり、DBクエリのパフォーマンスを改善したり。手動で行われていたファームウェア(*2)デプロイを自動化するなどの業務も経験してきました。そして、2023年11月にタイミーに入社し現在に至ります。

*1)「Radio Frequency IDentification」の略称。無線または電磁誘導を使用してタグやカードにデータを書き込む、もしくは読み取る技術
*2)ハードウェアの基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェア

今のフェーズだからこそできる体験を求めてタイミーへ入社

ーータイミーに転職することになったきっかけはなんだったのでしょうか?

前職では、IoTシステムの全体像の把握など自分にはなかった知見を得られた一方で、自分の生活の中で身近に感じられるサービスではなく、“しっくり感”がありませんでした。

そこで、あらためて自分のやりたいことに立ち返ってみると「そもそもエンジニアになったのは、生活の身近にあるWebの世界でものを作りたかったからだよな」「自分が実装したものがどう動くかイメージしやすいWeb開発が面白かったんだよな」と再認識したんです。

自分のやりたいことが明確になって「アプリやWebの領域でがんばりたい」と企業探しを始めたのが転職のきっかけでしたね。

ーー今回の転職活動で出会う前からタイミーのことはご存知でしたか?

もちろん知っていました。街中あらゆるところに広告も流れていますし、エンジニアとしてもタイミーのTechBlogには注目していたんですよ。

とくに、GraphQLに関する記事や動画は拝見していて「こんなに技術に力を入れている会社があるんだ」と印象に残っていました。

また、実は大学生の弟からタイミーを使って仕事をした話も聞いていたので、ずっと興味を持っていました。

ーー身近に使っている人がいるとイメージが湧きやすいですね!最終的な入社の決め手はなんだったのでしょうか?

タイミーはリリースしてからまだ5年という新しいサービスです。にもかかわらず、今やテレビやインターネット、街中のあらゆるところで広告が目に留まるほど急成長を遂げています。

まずは「こんなに短い期間でこれほどまでに成長できるものなのか」と驚きました。さらに、選考中にタイミーの方とお話を重ねていく中で「この会社はこれからもどんどん盛り上がっていきそうだ」と思えたのが入社の決め手でしたね。

スタートアップといっても差し支えないフェーズで、ここまで成長している企業はそう多くはありません。成長過程で生まれる特有の熱気や課題があると思うのですが、そこに携わる機会を掴むなら今しかないなと入社を決めました。

チームでプロダクトも組織も「改善」できる喜び

ーータイミー入社後、どんなお仕事を担当しているのか教えてください。

バックエンドエンジニアとして、スキマバイトアプリ「タイミー」の請求支払いまわりの設計・開発に携わっています。主には働き手であるワーカーさんの振り込み申請から入金するまでの一連の仕組みだったり、与信管理の仕組みだったりを担当してきました。

タイミーはワーカー数も右肩上がり、昨年比でも二倍近くの成長を遂げています。利用ユーザー数が増えて請求まわりのデータ量も多くなっていく中で、パフォーマンス低下のリスクに備えた活動も役割の一つです。増え続けるデータアクセスに「備える」ための設計や実装を行っています。

ーー工藤さんがお仕事をする上で大切にしていることはありますか?

意思決定をはじめとするさまざまなアウトプットに対して「なぜ自分はこうしたのか」を自問自答するようにしています。

やはり自分の中で「焦り」や「キャパオーバー」があると思考が止まってしまうことがあるんですよね。そんなときに「なんとなく」で意思決定をしてしまうと「なんでそう思ったのか」を問われても説得力のある説明ができなくなってしまうものです。常に自分自身や他者の意見に「なぜ」を問いかけることで、自分なりのロジックを組み立てながら話すことは重要だと考えています。とはいえ、まだまだ自分もできていない部分が大きいので、一種の「戒め」として意識していますね。

ーー働いてみて感じているタイミーの魅力を教えてください。

「不満が続かない」というのはすごく良いなと思っています。
さまざまな人々と複雑性のある課題に向き合う中では、どうしてもプロセスなどに不満を感じるシーンは出てきてしまうものです。タイミーには、それが放置されずにみんなで「改善サイクルを回す」仕組みがあります。未知の領域であってもチーム一丸となって仮説検証して解決に導く動きができるのは大きな魅力ですね。

こういう動きが当たり前にできていると、一時的に不満が出たとしても改善のための動きが始まるので、不満が「残り続けない」「解消されていく」という仕組みがあると感じています。

また、わからないことや自分の意見を遠慮なく発言できる文化がある点も魅力的です。自らの発言が否定されることなく、むしろ「言ってくれてありがとう」「それいいね」と称賛してくれます。

私が所属するチームには「お手並み拝見しない」というルールがあるんですよ。なので、たとえば新しいメンバーに難しめの課題を渡して実力を測るようなシーンはありません。Slackでひとりごとをつぶやくとみんなが反応し合う文化もあって「一人じゃないんだな」と感じて仕事ができています。

あとは、エンジニアリングに強いこだわりを持っているメンバーと働けることが魅力ですね。エンジニア一人ひとりが「とりあえず動けば良い」ではなく、コード一行一行に気を配って「今後のパフォーマンスやユーザー体験を見通した最善のコードを目指す」というスタンスを取っています。

万が一、障害が起きたとしても全員が駆けつけて自分ごとで課題に取り組む動きができるチームで働けることがすごく嬉しいですね。

「この領域ならお任せ」という得意分野を見つけたい

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

まずは、今後もバックエンド開発とアプリケーション開発の領域で足りてないスキルを高めていきたいと考えています。

その上でそれ以外の技術領域でも自分の強みを一つは持つことが直近の目標です。

たとえば、システムのパフォーマンス改善やインフラ・システム基盤に携わるSREの領域、データベースの信頼を担保するDBRE(Database Reliability Engineering)の領域、QA(Quality Assurance)の領域など。まだどの領域を伸ばしていくかは決めていないのですが、何か特定の分野で「この領域なら工藤に任せておけば大丈夫」と信頼いただけるようなエンジニアを目指したいですね。


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(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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