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タイミーをなくてはならない存在へ。「インフラ」に相応しいアプリを目指して

「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」ことをミッションに掲げるタイミー。開発組織は持続可能性を探究し、インフラとなるべくチャレンジを続けています。

今回はiOSアプリエンジニアとして「インフラ」に相応しいアプリづくりを目指す三好 孝明さんにプロダクトの魅力やチーム開発の面白さなどをお聞きしました。

※本記事の内容は2024年2月公開時点のものです。


プロフィール

三好 孝明(Takaaki Miyoshi)
オフショア開発事業を手がけるベンチャー企業に入社し、Webディレクション、営業、採用人事など幅広い業務経験からキャリアスタート。ジャカルタオフィスのマネジメントを経て、エンジニアへの転身を決意し、アプリ開発会社に転職。受託開発をメインにiOSアプリ開発のテックリードを務める。2023年10月にタイミーへ入社し、iOSアプリ開発に従事している。

伝えるだけでなく、自分で「開発したい」。マネージャーからエンジニアへ転身

ーー本日はよろしくお願いします!三好さんはもともとエンジニアとしてキャリアをスタートさせたわけではなかったんですよね?

そうですね。明確なビジョンがあったわけではないのですが、IT業界に行きたいとは思っていたので、大学で計算理工学の研究なんかもしていました。
とはいえ、大学で受けたプログラミングの授業では決して成績は良くなくて……。「自分にはプログラミングは向いていないな」と考えていたほどです。プログラミングの面白さに気づいたのは社会人になってからでしたね。

ーー意外です(笑)。エンジニアになる以前はどのようなお仕事をされていたんですか?

オフショア開発事業を展開する企業でWebディレクションに従事していましたが、なにぶん私の入社当時は社員数が3〜4名の規模の会社だったので、営業、採用、マネジメントとなんでもやりました。ジャカルタオフィスのマネージャーとしてインドネシアで働いたこともあります。

ーーさまざまな業務をご経験されてきたんですね。キャリアチェンジのきっかけはなんだったのでしょう?

一番はエンジニアのマネジメントだけでなく、自分で「開発をやってみたい」という気持ちが大きくなったことですね。

オフショア開発のマネジメントをしていた時には「伝える」難しさがあって、自分で手を動かせたらもっと仕事の幅が広がるんじゃないかと思ったんです。そこでアプリ開発会社に転職し、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。

ーーアプリ開発会社ではどのようなプロジェクトを担当されていたのか教えてください。

受託開発がメインの会社だったので、さまざまな新規開発プロジェクトを担当しました。たとえば、アパレル会社のECアプリだったり、メガネメーカーのアプリだったり。iOSアプリエンジニアとして、誰もが知るような企業様のアプリ開発にほぼゼロから関わらせてもらいました。

実務未経験からの入社でしたが、エンジニアに転身する前から仕様書作成の経験などをしていたおかげで、エンジニアに転身した後も「ユーザーの目線に立つなら、もっとこうした方が良い」といった視点を持つことができたので、過去の経験を活かすこともできたのかなと思います。

ーー最終的にはテックリードを務めていたんですよね?転職を考えたきっかけはなんだったのでしょうか?

先ほどもお話ししましたが、前職は受託開発がメインだったので、ビジネスモデル的には「早く、品質良くつくる」ということが求められていました。

その課題に対しては、どのプロジェクトでも使えそうな汎用的なUIなどをライブラリ化するなど、自分ができることは一定できたという充足感を得たタイミングがあったんです。

そのタイミングで「次は何がしたいんだろう」と自問した時に、新規開発ばかりでグロースフェーズのアプリ開発はしたことがないなと思い至って……。これまでのスキルを活かしながら、社会をより良くできるサービスに携わりたいという軸で転職活動を開始しました。いろんなアプリのレビューを見て「ユーザーに必要とされているようなサービスはないか」探したりしましたね。

ーーさまざまなサービスを見たと思うのですが、タイミーの印象はいかがでしたか?

まずは、急成長しているサービスという印象でしたね。CMなどの広告もよく見かけますし、今やアルバイトといえば「タイミー」と感じるくらいには、サービスが広がっているイメージを持ちました。

また、選考中に感じた印象なのですが「採用が手厚い」というのは思いましたね。採用のステップに応じて、応募者が求める情報をNotionにきちんとまとめていて「応募者はこういう不安や疑問を抱えているかもしれない」ということをきちんと考えて設計されていると感じました。最終的には、サービスの社会貢献性の高さや応募者への向き合い方が入社の決め手になりましたね。

楽しく成長するための自分なりの「ワクワク」を見つける

ーータイミーではどのような役割を担っているのか教えてください。

タイミーでもiOSアプリエンジニアとして「タイミー」のアプリ開発を担当しています。現在は主に不正出退勤を防止するための仕様検討と機能開発を進めているところです。

不正出退勤に有効な技術ソリューションは何かの検討も含め、さまざまなステークホルダーと調整をしながらプロジェクトを進めています。
システムをつくるだけでなく「事業者側にどうやって導入してもらうのか」といったオフラインの体験も含めて設計をしなくてはいけないので、なかなか大掛かりな仕事ですが、安心してタイミーを使い続けてもらうためには必要な取り組みです。

今後はPoC(Proof of Concept)を実施し、フィードバックも踏まえて新機能を展開していくことになると思います。

ーー三好さんがお仕事をする上で大切にしていることはありますか?

エンジニアリングに関してだと「自分の書いたコードを過信しない」ということは意識していますね。コードを書いていると「すごい機能ができたぞ!」と気持ち的に盛り上がる瞬間はあるのですが、冷静になると客観性のあるコードになっていないこともあるんです。

自分の主義主張に固執してしまうのはよろしくないので、自分のコードを過信せずに「一度は疑ってみる」ようにしています。積極的に他者の意見を取り入れたり、自分で見返す際にも少し時間を置いてから見直したりということは心がけていますね。

あとは、自分のモチベーション的な観点になるのですが「楽しく仕事をしよう」とは思っています。個人的には「ワクワク」している時に自分の成長を感じることが多いので、自己成長のためにも楽しいと思える仕事を見つけたいなと。

ーーどんな時に「ワクワク」することが多いですか?

その時々で違うんですけど、最近はチームで一緒に仕様を考えたり、開発を進めたりするのが楽しいですね。今までチームのメンバーみんなで考えるような経験はあまりなかったので「こういうのが好きだったんだ」と、新しい自分を発見する機会にもなっています(笑)。

もくもく作業も割と好きで「本当にこれで良いのか」を自問自答しながら、一人でコードを書く時間も楽しかったりしますね。

安定性がありながら、変化にも強いアプリを目指したい

ーー三好さんが感じているタイミーの魅力を教えてください。

多くのユーザーにとって「なくてはならない存在」になっていることがタイミーの魅力だと思っています。以前、テレビ番組の中でタイミーを利用しているシーンを見たのですが「生活に欠かせないサービス」として紹介されていて、本当に「はたらく」を通じて⼈⽣の可能性を広げているんだなという実感を持ちました。アプリのレビューの多さからも「必要とされている」ことが感じられるので、大きなやりがいになっています。

業務面においては、主体的に動くことで職位や職能を超えた活動ができるのも魅力です。仕様検討から開発まで携わり、スピード感を持ってチームでものづくりができる面白さを日々感じています。

また、フルリモート&フレックスという働き方のおかげで、非常に家庭と仕事を両立させやすいです。私と同じように子どもがいるメンバーも多いので、子育てに理解を示してくれる雰囲気もすごくありがたいと思っています。

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

タイミーは、⼀⼈ひとりが⼈⽣の可能性を広げられるような「はたらく」のインフラを⽬指しています。開発に携わる者としては「インフラ」に相応しいアプリづくりをしていきたいというのが目標です。

インフラというと「安定」「堅牢」というイメージがあり、大切な要素になってきます。それと同時に「変化」にも柔軟であることが大切です。

タイミーのiOS開発はまだまだ開発効率を高められる余地があります。作りが共通化されていなかったり、似たような修正が何回も入ったりなど、横断的な変更に弱い部分もあるのですが、その課題を一つひとつ解決して、アグレッシブな変化にも耐えられるアプリを目指していきたいと考えています。

また、個人としては、Swiftという言語が大好きなので「Swiftのスペシャリスト」になりたいという気持ちがありますね。もしタイミーで機会があれば、新規のアプリをつくれたら嬉しいです。


お話しできることを楽しみにしています!

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(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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