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変化に合わせて「なんでもやる」みんなが笑顔で働ける環境を目指して

「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッション実現に向け、成長し続けているタイミー。プロダクト開発組織としても大きな過渡期を迎えています。

今回は、自身を「なんでもやる人」と称するCTO室の北上 雄一さんに「タイミーでどんなことをやっていくのか」を聞きました。

※本記事の内容は2024年1月公開時点のものです。


プロフィール

北上 雄一(Yuichi Kitakami)
大学卒業後、受託開発ベンチャーにエンジニアとして入社。客先常駐で開発業務を経験した後、内製部署のプロジェクトマネージャーに就任する。その後も「なんでもやる人」として複数のIT企業で受託開発を中心に経験を積み、組織マネジメントからエンジニアリング、外部折衝まで幅広く活躍。2023年10月からはタイミーのCTO室で「楽しく働ける環境づくり」に奮闘している。

その時々の“必要”に向き合ってきたキャリア。タイミーで新たな挑戦へ

ーー本日はよろしくお願いします!まずは、これまでのご経歴について教えてください。

私はいわゆる「なんでもやる人」としてキャリアを歩んできました。個人的には、自分自身はスペシャリストではないと思っているので、その時々で必要なことを拾っていくスタイルで生きてきたんです。

受託開発ベンチャーに新卒エンジニアとして入社したところから始まり、客先常駐で開発業務を経験。その後、自社に戻ってプロジェクトマネージャーも担当しました。

経験不足を補うためにさまざまな勉強会に顔を出す中で「もっと面白い環境でチャレンジしたい」と転職を決意。別の受託開発会社に転職し、プロジェクトマネージャーとテックリードを兼任しながら、炎上案件なども担当しました。今思えば、この2社目での経験が「なんでもやる人」になる転機だった気がしますね。

それから上場前スタートアップ企業でのアプリ開発や組織の立ち上げ〜マネジメント、上場経験を挟み、DeNAへ。主に若手のマネジメントや火消し活動、開発コンサル、事業開発と本当に濃い経験をさせてもらいました。ちなみにDeNAには現在タイミーでCPOをしているZIGOROuさんと働きたくて入社しました。同じチームで働いており近くにはいたものの、あまり直接的に仕事はご一緒できませんでしたが……(笑)。

その後、リクルートでのシニアアーキテクトの経験を経て、前職のベルフェイスへ。当時ベルフェイスのCTOだったZIGOROuさんとまたご一緒することになりました。CTO室室長として採用から予算管理、技術戦略策定など、開発組織の運営に関わることを手広くやりました。そして、現在は三度目のZIGOROuチャンス。タイミーでも一緒に働かせてもらっています。

ーーZIGOROuさんとはご縁がありますね(笑)。

タイミーを含めると3社一緒ということになりますからね。折に触れて声をかけてもらっているので、気にかけていただいているのかなと(笑)。ZIGOROuさんの他にも、EMの恩田さんやDoPの華王志さんも一緒に働いていた時期がありました。タイミーには縁がある顔ぶれも揃っているなと思います。

ーー選択肢はたくさんあったと思いますが、タイミーに入社を決めた理由を教えてください。

何社かオファーをいただく中で、一番は「自分駆動」で動けるかどうかを考えて決断しました。

タイミーは事業フェーズとしても面白い時期ですし、一番自分駆動で動けて、自分自身の成長にもつながりそうな印象を持てたんです。

また、オファー後の猛プッシュにも背中を押されたかもしれませんね。代表の嶺さん、社外取締役の渡辺雅之さんと話す機会をいただいたり。熱意を持って口説いてくれるのは嬉しいなと思いました。

地道にコツコツ。手がつけられていない課題を見つけ、解決していく

ーー北上さんはタイミーでも「なんでもやる人」なのでしょうか?

そうですね。まだはっきりと立ち位置が確立できていない状況ではあるのですが「手がつけられていない課題を探し、できることを考え、それをやる」ということはしていきたいです。

目下のミッションは、CTOのkameikeさんを“楽”にすること。今までkameikeさんにしかできなかった仕事をできる限り引き受けて、CTO業務に集中できる環境づくりを手助けできたら良いなと思っています。

直近は、タイミーのセキュリティ水準をもう一段上げるための各種対応や組織ガバナンスを強化する活動をしていますが、根底にあるのは自分ができることを還元したいという思いです。

自身の強みでもあるセキュリティ関連の知識や最新情報をメンバーに共有したり、EM陣と組織ビルディングについて話したり。年齢相応に培ってきた経験や知識を伝えることで、より良い組織を目指しています。

ーー北上さんの知識や経験をタイミーで活かしていただけるのは心強いです。広い領域を見ているだけに「●●をやる人」と表現するのは難しいかもしれませんね。

そうですね(笑)。kameikeさんからは「ソルバー型だね!」という話をされました。ソルバーというのは『スタッフエンジニア』という書籍で紹介されている上級エンジニアの分類の一つです。

複雑な問題を深く掘り下げ、横断的に前進する道を切り開く「参謀」的な役回りを持つタイプですね。

ーーそれは北上さんにピッタリですね!臨機応変な対応が求められることも多いと思いますが、お仕事をされる上で大切にされていることはありますか?

常に人は見ていますね。「この人は何をやりたい人なんだろう」「どの方向性だと楽しいと感じるんだろう」と。個々人の志向に合わせることを意識しています。

私も若い頃は自分のやりたいようにやるのが楽しい時期がありました。基準を高く持ちたいタイプで周りにもそれを求めていたんです。でもそれだと楽しくない人もいると気づいてからは「人それぞれ楽しく仕事を進められるお手伝いをしよう」と切り替えました。

もちろんみんなが一枚岩になって矢印が揃う体験も楽しいのですが、いつもそれが良いとは限りません。個人の「挑戦したい」という希望の尊重が大切なこともあると考えています。

仮にそれで失敗することがあっても「失敗する権利」は誰もが持っていると思うんです。その機会を奪ってはいけないなと。個人的には、大抵のことは失敗してからでもなんとかなりますし、いざとなったらフォローしたいと思っています。

もちろん、取り返しがつかないほどの大失敗になりそうな時は全力で止めますよ(笑)。

バリューが浸透する組織で良いプロダクトに関わる面白さ

ーー北上さんはいろんな企業を見てきたと思いますが、タイミーの魅力はどんなところに感じていますか?

バリューがすごく浸透しているというのは大きな魅力だと思っています。
まだ一人ひとりのメンバーの技術的な関心事項や目指したい方向性を把握しきれていないのですが、少なくとも「エンドユーザーのために」という気持ちは共通していて、そのためならば泥臭く手動対応をしたりといった行動にもつながっています。それはすごく心強いなと思うところですね。

また、プロダクトの成熟のさせ方がうまい点も魅力です。現状のプロダクトは、作り込みの余地を残しつつ、必要な機能は揃っているという状態。この「作りすぎていない、余白がある」ところが非常に良いなと思っています。

一つひとつの機能をしっかり考えてつくるので、機能開発に時間がかかる側面もありますが、無駄な機能が生まれにくくなる利点があるなと感じますね。

あとは、これは私の役割として感じている魅力ですが、過渡期にあるタイミーだからこそ「新しい仕組みづくり」ができるという面白みがあると思っています。いろんな課題に顔を出して「もっとよくする」動きができるのは私自身のキャリアをフル活用できそうとワクワクしています。

みんなが「楽しく生き生き」働ける活動をしていきたい

ーー今後の目標を教えてください。

まずは、タイミーの中で立ち位置を確立することが第一ですね。まだまだみんなからの信頼貯金が足りていないと思っているので「北上はこう使うと役に立つんだ」と知ってもらうのが目標です。

とはいえ「信頼してもらうためにどうしよう」と考えるのではなく、実直に成果を出すというところが大切だと思っています。最初から愛されようと行動するのではなく、価値を提供した結果として信頼してもらえるといいですね。一歩一歩積み重ねていきたいです。

これからタイミーはどんどん人が増えていきます。今まで距離が近かったからできたコミュニケーションが変化し、抜け漏れが発生することもあると思うんですよね。

とくにセキュリティに関する対応では「スピード感は落とさず、水準を高める」ことが求められます。企業としてより一層の社会的責任も大きくなる中で、守らないといけないレベルも上がってくるので、その辺りはうまくシフトさせていきたいですね。

拡大スピードに合わせた組織構造やプロセス設計をしていかなくてはならないフェーズだと思うので、そのミッションの中心にいるメンバーを支えられたら良いなと考えています。

ーー最後に、採用メッセージをお願いします!

個人的には、それぞれが「楽しく生き生き」と働けることが一番だと思っています。
楽しさは人それぞれだと思うのですが、どんどん領域を広げていって「自分がCTOやCPOになるぞ」くらいの貪欲さがあっても良いですね。

居心地の良い環境に居続けるよりも、失敗を恐れずに「やっていき」の挑戦ができる人の方がタイミーでは楽しめると思います。仮に失敗してしまっても、私に限らず頼りになる人がいっぱい揃っていますので安心してチャレンジできます!

少しでも「話を聞いてみたい」という方は、ぜひ気軽にカジュアル面談にお越しください。


お話できることを楽しみにしています

いますぐの転職を考えていなくても大丈夫です!ぜひ、ざっくばらんにお話ししましょう。

(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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