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よりユーザー体験の良いアプリ開発がしたい。シンプルでわかりやすい「タイミー」を目指して

働き手であるワーカーと事業者のマッチングを行うタイミー。求人マッチングに留まらず、勤怠管理・給与の立て替え・源泉徴収票の発行など、さまざまな機能を持っています。

「複雑な内部構造だからこそ、ユーザーにはシンプルかつわかりやすいサービスとして提供したい」と話すのは、Androidアプリエンジニアの村田翔さんです。

ユーザーの目線に立った開発を大切にする村田さんに、これまでのキャリアやタイミーで働く魅力をお聞きしました。

プロフィール

村田 翔(Sho Murata)
大学時代には電子情報工学科に所属し、物理学やC言語を学習。学生インターンとして京都のITベンチャーでWebサイトの保守運用を経験する。
卒業後、大手SIerにエンジニアとして新卒入社。受託開発を経験した後、自社開発を行うIT企業2社でキャリアを積む。2019年8月、タイミーに業務委託としてジョインし、同年11月に正社員として入社。iOSアプリエンジニアを経て、現在はAndroidアプリエンジニアとして活躍中。

タイミーの将来性に魅せられて入社を決意

ーー本日はよろしくお願いします!さっそくですが、大学卒業後のご経歴について教えてください。

新卒で入社したのは、大手ITグループのSIer企業です。入社後1〜2年目までは、コーディングを中心に手を動かす作業を主としていましたが、徐々に各工程の基本設計や要件定義を任せていただくことになりました。顧客とのミーティングやドキュメント作成などマネジメント業務がメインになっていったんです。

ものづくりの全体像を見るという経験は得難いものだったのですが、私個人としては「もっと自分で手を動かして、どんどん開発を進めていきたい」という思いが強くなっていき、転職を決意しました。

ーー2社目は自社サービスを持つ企業を選択されていますよね?

そうですね。転職の際に「自社サービスの開発に携わりたい」という軸を持っていました。自分にとってより身近なサービス開発を生み出す面白さがあるんじゃないかと思ったんです。

そこで、入社したのは「価格.com」や「食べログ」を運営する株式会社カカクコム。私自身もよく触っていたサービスだったので、そのサービスに関わるワクワク感を覚えて入社を決めました。

約2年間、Webサイトの開発に従事した後、会社初のスマホアプリ事業として「フリマアプリサービス」を立ち上げることになったのを機に、私もアプリ開発に携わることになったんです。

プロジェクト終了後も既存サービスの海外版を展開したり、女性向けキュレーションメディアのアプリを作ったり。複数の自社サービス開発に携わらせてもらいましたね。

ーーその後は、仮想通貨のウォレットを開発するベンチャー企業に転職されましたよね。

2社目ではさまざまなサービスに関われる反面、アプリ開発に注力しているとは言えない環境だったんです。スマホアプリ事業の立ち上げなどを経て、本格的にアプリ開発をやっていきたいという一つの目標があったので、それを実現するための転職でした。

私自身も仮想通貨投資に関心があったのと、アプリ開発に注力できる環境を魅力に感じて入社を決めました。ブロックチェーンの技術を学ぶのも面白かったですね。お金を扱うというところで、かなり慎重さが問われる仕事でしたが、だからこそ「ユーザーに不自由を感じさせない」という考えがよりいっそう強まったように感じます。

実はタイミーへ転職したのは、ここで一緒に働いていたメンバーがきっかけだったんですよ。

ーーそうなんですか?

ええ、一緒にアプリ開発していたメンバーの一人が、ある日「タイミーに転職する」と言って、すごく衝撃的だったんですよ。

転職理由をヒアリングしているうちに、私自身がタイミーに魅力を感じるようになりました(笑)。そこで、タイミーに魅力を感じていると伝えると「おいでよ」と誘ってもらえて……。実際にタイミーのメンバーとも話をさせてもらって、まずは業務委託として参画することになったんです。

ーー何がタイミーへの入社の決め手になったんでしょうか?

一言でいうと、サービスの将来性が1番大きな決め手でした。
働き方の多様性が広がる中で、「働く」のインフラを目指すというテーマが今後の時代にフィットすると感じたんです。
加えて、まずは業務委託として参画することで「タイミーで自分が働くとなるとどうなるのか」も確認したのですが、ここなら楽しんで開発をしていけそうだと確信して入社を決めました。

複雑な構造をシンプルに。ユーザーが直感的に使えるアプリを目指す

ーー現在のお仕事について教えてください。

Androidアプリエンジニアとして、働き手であるワーカーと事業者の出会いを最適化する「マッチング領域」でワーカー向けアプリの開発を担当しています。

私が所属しているのは、マッチング領域の中でも「ワーキングリレーションチーム」です。ワーカーさんと事業者間の日々のマッチングに加え、ワーカーさんが中長期的にお気に入りの働き先を見つけて、より迅速かつ柔軟に仕事に取り組んでいただけるような機能の開発を進めています。

過去には、認定ワーカーとして企業にグループ登録されると、限定公開の求人が受け取れる「お仕事リクエスト」の通知機能開発や、年末の「お友だち紹介」や「時給アップ」などの期間限定キャンペーンの開発に対応してきました。

他にも「グレード機能」の開発は印象に残っていますね。ワーカーさんの働いた経験の積み重ねを「グレード」と「Lv」で示すことで、働くことを楽しんでいただく目的で開発を行った開発です。将来的には、他の施策と組み合わせても面白いんじゃないかと思っています。

ーー期間限定のキャンペーンでは、どのようなことに対応されるんですか?

たとえば、時給アップキャンペーンでは、アプリ上に「今、どのくらい時給が上がっているのか」をワーカーさんに伝えるページを作成したり、働いた回数に応じて報酬アップさせていく構造をどのような仕様にするかを詰める作業をしたりします。

一つのキャンペーンでも、やるべきことはさまざまで、複雑な仕様になりがちなので、それをいかに「ユーザーにわかりやすく見せるのか」を考えることは難しくもあり、面白くもある点です。

ーーユーザーが直感的に使えるような仕様にすることが大切ということでしょうか?

まさにその通りで、複雑なシステムであってもユーザーの目にはできるだけ「シンプル」に映るようなアプリ開発を心がけています。

「わかりやすさ」に対する答えは常に同じではありません。そのため、テーマごとにチームで議論を交わしています。

たとえば、ユーザーが目にするUIをどうすべきか検討することも多いです。OOUI(オブジェクト志向インターフェース)という考え方のもと、「募集」や「仕事の予定」などのユーザーが目当てとするもの(オブジェクト)を起点にした画面表示をするのがいいのではないかという話をしたりしますね。

まず、画面上に「仕事の予定」というオブジェクトの一覧を表示させ、そのうちの一つを選択すると「仕事の予定」というオブジェクトの詳細画面が開きます。

そこから、その「仕事の予定」に対するアクションである「打刻」や「修正依頼」、「お仕事のキャンセル」といった操作が行えるようにする、といった感じです。
そうすることで、ユーザーは「何を」「どうする」といった自然な順番での操作が可能になり、直感的で分かりやすいアプリ体験を提供できるのではないか、と。

ーー入社以降、数多くの開発に携わられていますが、大変だったことはありませんでしたか?

常に試行錯誤の繰り返しなので、いつも大変です(笑)。やはり入社当初は私自身の仕事の進め方が定まっていなかったので、そういう部分で苦労はしましたね。

過去にタイミーのプッシュ通知基盤の差し替えを担当させてもらったのですが、みんなが課題に感じている部分を取りまとめたり、社内の情報を整理したり……。私自身、マネジメントが不得手というのもあって難航しました。他のメンバーに相談に乗ってもらいながら、なんとかサービス導入に至ったという意味では思い出に残っているプロジェクトです。

同じ目線を持った仲間とエンジニアが働きやすい職場環境が魅力

ーータイミーで働いてみて感じる魅力を教えてください。

メンバーがサービスを「自分ごと」として捉えていて、活気に溢れている方ばかりなのは大きな魅力だと思います。

一人ひとりのオーナーシップが強く「タイミーというサービスを本当に良いものにするためにどうすればいいか」を本気で考えているので、入社当初はその熱量に驚かされました。

先ほどお話しした「ユーザーにとって、わかりやすいサービスにする」ためのこだわりも、エンジニア同士の目線が合っているので、適切な議論のもと開発を進められていると思います。

ーー同じ目線を持っているからこそ、それぞれの強みがより発揮されるのかもしれませんね。働き方の面ではいかがでしょうか?

プロダクト本部はリモートワークを推進しており、私自身もほとんどリモートで働いています。
会社によってはリモートワークに障害を感じる部分もあると思うのですが、メンバーの特性や組織運営の取り組みもあり、私にとって働きやすい環境ですね。

今年は「リモートHQ」が導入され、椅子や昇降デスク、モニターなどを揃えることができ、自宅の開発環境も劇的に良くなりました。

全員がリモートワーク慣れをしていたわけではないですが、意識的にせよ、無意識的にせよ「リモートで仲間と働くために気をつけること」を一人ひとりが考えてくれているところが心地良さにつながっているんだと思います。

ーーTDE10(Timee Dev Enable)の施策も始まっていますが、とくに魅力に感じている制度はありますか?

身近なところだと、成長手当の「Growmee」ですね。

エンジニアの成長支援として、あらゆるインプットやチャレンジを後押しするために年間12万円が支給される制度です。購入申請や経費精算が不要で、英語翻訳サービスの年間契約や技術本を購入するハードルが下がり、以前に比べて触れる英文記事や書籍の領域が一気に広がりました。

「タイミー」を自分ごと化し、より良いサービスを一緒に作ってほしい

ーー今後の目標を教えてください。

自分のキャリア像を描くのは苦手なので、明確に3年後、5年後「こうなるぞ!」というのが実はあまりないんです(笑)。ですが、技術領域を広げてみたり、エンジニアとしてできることを増やしていきたいと思っています。

一般的には、自分の強みを伸ばしていく方が良いという考えがあって共感もしているのですが、個人的にはさまざまな領域に挑戦してみたいという思いがあるんですよね。

また、チーム目標でもある「マッチングを伸ばしていく」ためには、ワーカーさんが求める水準に達していない機能も多々あると思っています。

「当たり前品質」と「魅力的品質」などと言われますが、個人的には早急に「当たり前品質」をクリアして、ユーザーの不満を減らしていきたいです。その上で、魅力を伸ばしていきたいと思っています。

ーー最後に、採用メッセージをお願いします!

繰り返しになりますが「サービスを自分ごと化するメンバーが多い」というのは、タイミーの魅力的な文化だと思います。

サービスを伸ばすためにやれることは、全部やってみる「やっていき」のバリューが求められる面白い環境です。タイミーは、それを体現できる人が活躍できる会社だと思います。

私たちと「タイミー」をもっと面白く、良いサービスにしたいと思ってくださる方とぜひ一緒に働きたいです。


お話できることを楽しみにしています

ご興味を持っていただけた方はぜひカジュアル面談にお申し込みください。いますぐの転職を考えていなくても大丈夫です!
ぜひ、ざっくばらんにお話ししましょう。

(取材構成編集・文:Mamiko Kamiya)

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